5月は思いのほか気温が上昇しましたが、ジメジメ、ベタベタ……の蒸し暑い季節ももうすぐですね。
この時期に多い肌トラブルは、テカリ・ベタつき他にも、湿疹やニキビなど。
こうした肌トラブルは女性に限らず、男性にとっとも悩ましいもの。
もちろん、何もケアせずにいたら、治ることはありません。
正しい対処法を知り、本格的な夏を迎える前に健やかな肌を目指しましょう!


顔のテカリやベタつきの対処法

一年のうちで、最も皮脂量の増える時季は6月〜7月です。
肌に含まれる油分は、もともとお肌のバリアー機能として必要なものですが、過剰になるとテカリやベタつきの原因になります。さらに、その皮脂は時間が経つことによって酸化し、肌を傷める原因にも!
そこで、ジメジメとした季節が到来する前に、正しい対処法を理解しておきましょう。
○テカリの対処法
皮脂の分泌が多い時には、日常での対処法がとても大事になってきます。
「顔の油分を落とすために、冬の時季より回数を増やして洗顔をすればいいんだよね」と思っているあなた!
実は、この方法はいっけん正しく思えますが、自己免疫機能を促進することで、より皮脂を過剰に分泌させてしまうことになりかねないのです。
では、正しい対処法はどのような方法なのでしょう。
それはズバリ、毎日の丁寧な洗顔に尽きます。
加えて、皮脂分泌を抑制す効果的な方法として、冷蔵庫などで冷やしておいたフェイスパックや化粧水で洗顔後すぐのパックもおすすめ。
最近は男性用フェイスパックも発売されていますが、「パックをするのは抵抗がある」という男性であれば、洗顔時に冷たい水でジャバジャバ顔をすすぐ(毛穴を引き締める)ことで、過剰な皮脂の分泌を防ぐこともできます。
つまり、テカリの原因は皮脂なので、皮脂の出る毛穴のケアが大事であり、誤ったケアでは逆効果になってしまうということ。次の2つの方法を行っている人は、注意してくださいね。
■誤った対処法01)朝の洗顔時に皮脂をしっかり流したくて、お湯で洗顔する
■誤った対処法02)開いた毛穴が気になるので、毛穴パックを頻繁に使う
ちなみに私は、一年中フェイスパックを冷蔵庫に入れ、洗顔後は必ず冷たいフェイスパックでケアするようにしています。要は、梅雨から夏場だけの毛穴のケアだけでなく、一年を通して毛穴を開いたり閉めたりする洗顔法やケアを日々の生活に取り入れることが大事なのですね。

冷たいフェイスパックは毛穴の引き締めに効果的

冷たいフェイスパックは毛穴の引き締めに効果的


外出先でのメイク直しに有効! 気になるベタつきの対処法

外出前のお化粧時に、下地クリーム、日焼け止め、ファンデーション……と、時間がないからと慌ててどんどん肌にのせていくと、それぞれの油分が混ざり合い、かえって化粧が崩れやすい状況を作ってしまいます。
○朝のメイク時のティッシュオフ
本来、それらひとつひとつは肌になじむ時間が必要なのですが、慌ただしい朝のメイク時にはなかなか時間がとれないもの。
そこで、日中のベタつきを抑えるためにも、下地クリームを塗ったら軽くティッシュオフ、日焼け止めを塗ったら軽くティッシュオフ……といった要領で、一回一回油分をティッシュに吸収させる手間を加えてみましょう。
最近では、皮脂を抑える化粧下地も出ていますからこうした商品も効果的です。

○外出先ではティッシュでくるんだスポンジを活用
さらに、昼間の化粧直しの時もあぶら取り紙で油分を抑える方法を実践している女性も多いと思いますが、「油分やテカリが多くてあぶら取り紙何枚も使っちゃう!」という人であれば、ティッシュでくるんだスポンジでお肌を軽く押すようにすると、しっかり油分を取ることができます。
「朝のメイク時のティッシュオフ」「外出先ではティッシュでくるんだスポンジを活用」
このちょっとした手間だけで、テカリ、ベタつき肌とさよならすることができるはずです。


ニキビなどの湿疹への対処法

湿気の多い季節は、雑菌が発生しやすくなります。
汗をかいたまま放っておくと、肌は湿気の多い状態になり、細菌の温床になってしまいます。
頭皮も同じで、これからの季節は「脂漏性湿疹」などを発症する人が多くなるので気をつけたいところです。
○湿疹の対処法
アセモや脂漏性湿疹などは、この時期から気をつけたいもの。
清潔に保つこためにまめに汗を拭くことが大事です。
でも、汗を拭くときにガシガシ力まかせに拭くと、皮膚の表面が傷ついたり、肌のバリア機能が失われてしまうので、以下の方法を実践してみてください。
・ 優しく濡れタオルなどで汗を拭きとる
・ かゆいからといって、爪などで掻いたりしない
ただし、かゆみや湿疹はほっておいてもなかなか治らないので、気になる場合は医療機関で診てもらうことが一番。自己判断は禁物です。

○ニキビの対処法
この時期に最もひどくなりがちなのがニキビですが、「ニキビに最も効果的なのは洗顔」と認識している人が多く、外出先でも洗顔をしている人がいますが、正しい方法でケアできていますか?
注意したい点は、洗顔方法によって、かえってニキビが増える原因にも!
つまり、新陳代謝が促進されることで皮脂分泌量が過剰になり、毛穴を皮脂が塞ぐ症状がニキビなのです。
加えて、皮脂が酸化し、雑菌が増えることもニキビの要因となります。
特にこの時期は、皮脂量は冬の2倍とも言われるので、正しい対処法を理解することが大切です。
○ニキビ肌の正しい洗顔方法
ニキビが赤くなって炎症を起こしている場合、刺激は避けるために低刺激洗顔料を手のひらでしっかり泡立て、優しく洗いましょう。あわせて、洗顔料を流すときもお湯を使わず、ほんのり温かいくらいの湯音で流すように。
すすぎの際に注意したい点は、髪の生え際のすすぎです。髪の生え際にニキビが多くある人は、生え際まで流すイメージでしっかりすすぐようにしてください。
○ニキビ肌の正しい保湿
ニキビのある人は、洗顔後に保湿が非常に大事です。「保湿すると油分を肌に与えてしまいうそう」という考え方は間違いです。保湿をしないとかえって皮脂が過剰に分泌され、ニキビの原因になるためしっかり保湿が必要なのです。

ニキビ肌の人は、髪の生え際まで優しくしっかりすすいで!

ニキビ肌の人は、髪の生え際まで優しくしっかりすすいで!


寝具にも気をつけ、清潔な居住空間を保とう!

湿気の多いこれからの季節は、家の中が雑菌やダニなどが繁殖しやすい環境になります。
よって、掛け・敷布団そのものはもちろん、寝具カバーやピロケースを清潔な状態にすることが大切であり、バスタオルやハンドタオルもこまめに洗濯しないと、肌トラブルの原因に!
そこで早速、今週末が運良く好天なら、次のことを実践してみては!
○ 枕カバーなどのリネン類を洗濯する
○ 戸建ての人であれば布団を干し、天日にあてる
○ マンション住まいの人であれば、布団乾燥機があれば申し分ありませんが、ない場合はマンション規約に違反しないようベランダに配置した椅子の上や、窓際に室内用物干し台を置き、その上に布団をのせて風を十分にあててあげましょう。
○ まくらそのものも、カバーを外した状態で風にあててあげましょう。どんな方法でも、布団やまくらにこもった湿気を除去することが大切です。
○ 干した布団を室内に入れ、掃除機をしっかりかけてダニの死骸やほこりを除去しましょう。
○ カウチやソファにあるクッションも見逃しがちですが、カバーを取り外して洗濯し、クッションそのものも天日にあてる、風をあてるなどのひと手間を!
長期間、上記のような手間をかけていない布団やクッションに掃除機をかけると、予想外の量のダニの死骸やホコリが除去できるはず。いずれも目には見えないものですので、幼児のいる家庭や肌トラブルに悩んでいる人は、とくにこまめな手入れを心がけてくださいね。
── すでに暑い日も多いので、梅雨から夏にかけての肌トラブルをきちんと理解し、正しい対処法と清潔な環境を整えることが、この夏を楽しく過ごせるポイントですね。

顔に直接あたる枕・クッションカバーも清潔に

顔に直接あたる枕・クッションカバーも清潔に