27日、日本のテレビ局がこのほど放送したバラエティー番組が反中的だとして物議を醸している。番組出演者やテレビ局に批判が集まる中、出演者の1人だった李小牧氏が謝罪した。資料写真。

写真拡大

2016年5月27日、日本のテレビ局がこのほど放送したバラエティー番組が反中的だとして物議を醸している。番組は23日に放送され、中国の大気汚染のほか食品安全問題、マナー違反などに関し、スタジオの在日中国人数十人が議論するという内容だった。番組出演者やテレビ局に批判が集まる中、出演者の1人だった「歌舞伎町案内人」として日中で知名度の高い李小牧(り・こまき)氏が自身のミニブログで謝罪した。

番組に対しては、在日中国人から「中国人全体を代表した意見ではない」と批判する声が聞かれ、日本人からも「文化の違いであり、ここまでたたくことはない」「見ていて不愉快な番組」と、番組に対し反感を抱く声が集まった。さらに、同番組は中国メディアもこぞって取り上げ、ネット上には番組出演者の在日中国人やテレビ局に対する批判が多く寄せられた。

これを受け、李氏は26日に自身のミニブログアカウントに「公開謝罪」と題した書き込みを投稿した。李氏は88年に来日、新宿区歌舞伎町で長年客引きなどの雑用に関わった体験を生かし、現在までに多数の本を出版している。帰化した2015年には東京都新宿区議会議員選挙に立候補し、惜しくも落選したが大きな話題となった。

李氏は「事前に番組の内容を理解せずに収録に向かった。私は7回発言する場面があったが、台本を読み違和感を覚え極力発言を控えた。『自転車の無断使用』の部分における発言は大筋台本に沿ったものだが、多くの批判を受け不適切だったと思う。ここで皆さんに謝りたい。ただ、中国人に悪意を持っていないことは理解してほしい。当日の収録では、大部分の中国人が中国人の側に立って発言していたが、放送を見て利用されたと感じている。重ねて謝罪したいと同時に、私に対する批判に感謝する。今回のことを今後の教訓としたい」と発言した。

李氏の謝罪に対し、中国のネットユーザーからは依然として批判的な意見も見られたが少数意見で、多くは謝罪を受け入れ李氏を支持する声だった。ネットでは中国人のマナー違反は確かに存在すると認めたうえで、番組は偏っているとして批判するユーザーが圧倒的だった。(翻訳・編集/内山)