25日、社会的地位の高さを示すアイテムとして、中国富裕層から絶大な大人気を得ていたチベット犬だが、現在はただでも欲しがる人もいないほど人気が失墜してしまった。

写真拡大

2016年5月25日、社会的地位の高さを示すアイテムとして、中国富裕層から絶大な大人気を得ていたチベット犬(チベタンマスティフ)だが、現在は「くれてやる」と言われても欲しがる人がいないほど人気が失墜してしまった。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

チベット犬は、一時はランボルギーニ並みの高額で取引されることもあった。あるブリーダーは2010年ごろ、人気が爆発した際に10万元(約170万円)を投じて母犬を購入し、繁殖業をスタートさせた。当時は子犬1頭の平均価格が1万元(約17万円)。3万元(約51万円)の値がつくこともあった。

ところが、2013年ごろからチベット犬を買い求める客は減り、価格も暴落。現在は子犬の価格は数百元にまで落ち込んだ。「ただでいいから」と無理やり人に押しつけることもあるほか、やむを得ず食肉向けとして売却する業者もあるという。

人気失墜の背景には、価格の高騰や、中国の経済環境悪化で金回りが悪化したり破産する富裕層が増えたことがある。また、チベット犬が人に危害を加える事件がたびたび起きたり、ほえる音がうるさいなどの苦情が増えたことなど、社会的に飼育が難しくなったことが影響している。(翻訳・編集/岡田)