北京市民政局はこのほどGPS機能付きのブレスレットを高齢者に無料で提供するサービスを始めた。

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意識がはっきりしていなかったり、記憶力が低下しているため、行方不明になる高齢者が増加し、そのようなニュースに多くの人が心を傷める。北京市民政局はこのほどGPS機能付きのブレスレットを高齢者に無料で提供するサービスを始めた。記憶障害や認知症、痴呆症などを患っている高齢者が対象。今年は1万個が用意され、現時点で、約1000人から申し込みがあり、約400人が既に受け取った。北京青年報が伝えた。

60歳以上で、記憶障害や認知症、痴呆症を患っている北京の戸籍を有している市民、または北京に常駐している他地域からの高齢者(一時居住証か居住証を所有し、居住して6カ月以上)なら、誰でもオンライン、オフラインで申し込みができる。現在、同市の16区に、116のサービス機関が設置されており、そこで受け取ることができる。

北京市は最近、高齢者をサポートする10項目の政策を発表し、今年は認知症などを患う高齢者1万人にブレスレットを配布する計画。だが、同市高齢活動委員会弁公室の関係責任者によると、「1万個限定というわけではない。必要な人の数だけ無制限に提供する」としている。

取材によると、ブレスレットが無料であるほか、ユーザーは3年間、毎月30分の無料通話ができ、パケット通信量30Mまで無料でインターネットを利用できる。超過した分は自己負担となる。3年後は、各種サービス料金を、ユーザーが市場の価格に応じて自己負担することになる。同市民政局の職員によると、「試算では、通常の使用範囲なら、30Mあれば十分であることが分かっている」という。

無料で配布されるこのブレスレットは、装着している人の行動、位置を随時確認することができる。GPSや位置情報サービスLBSの機能を使って、位置の確認をすることができ、高齢者が行方不明になった場合、ブレスレットを使って電話をかけたり、ショートメッセージ、位置情報を送ったりすることができる。また、家族らも高齢者の位置を随時リアルタイムで確認することができる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)