【全文その2】ハリルホジッチ監督、日本代表メンバー発表会見。家長や今野、宮市についても

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6月に行われるキリンカップに向け、25名の日本代表メンバーを発表したヴァヒド・ハリルホジッチ監督。

会見は日本サッカー協会のYoutube公式チャンネルで生中継されたのだが、今回はその代表メンバー発表会見の全文をお届けしよう。

会見は1時間弱にもわたって行われたため、今回は前編に続く後編である。

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※できる限り口語のまま掲載

ヴァヒド・ハリルホジッチ(日本代表監督)

攻撃的ミッドフィールダー

香川 真司(ドルトムント/GER)
清武 弘嗣(ハノーファー/GER)
大島 僚太(川崎フロンターレ)
小林 祐希(ジュビロ磐田)

「(香川について)彼も最後の最後まで良いシーズンでしたね。真司とはかなりディスカッションしてきました。

シーズン最後の方はA代表でもクラブでも成功を収めたのではないかな、と。オフェンス面、ディフェンス面に関してですね。彼と話をして修正を加えました。

他の選手もそうですけど、もう一度ワールドカップに行きたいと言っています。こういった道を続けていってほしいなと思います。

キヨも怪我などがあって難しいシーズンだったですね。重大な怪我だったと思います。そしてクラブも降格してしまいました。ただ、オフェンス面に関して能力は本当に高い。

今日の夜、彼とビデオを使いながらディスカッションしたいんですけど、まだまだ伸びるところがあると思います。A代表に多くのことをもたらせる選手です。香川真司と競争してほしい選手です。

そして彼らがボールを奪うところ、規律などをしっかり覚えれば真司と清武を2人同時に使いたいなと思っています。

(大島について)新しい選手ですね。長い時間をかけて追跡しています。

最近の川崎の試合を見続けたんですけども、向上しているなと。もちろん、パスなどボールを使ったところは前から分かっていました。

ボールを奪うところでアグレッシブさができるかというのを見ていたんですが、そこが伸びていましたね。おもしろい選手だと思います。後ろから一列目にボールを送ることができる選手ですね。

そしてより高い中盤、二列目から飛び出せる選手でもあります。パスのテクニックもあります、ビジョンも良いですね。パスのスピードも素晴らしい。そして小さな頑張りを見せる選手。

あと10cm高ければもっともっとおもしろい選手であろうと思いますけども、ただこの身長は伸びないので、違うところを伸ばさなければいけないなと。

ただ彼がプレーするかはまだ分かりません。

本当は明日来てほしかったんですけども、今のところオリンピックチームで戦ってます。オリンピックチームは何人か怪我人も出て、そちらのチームに最後まで残ってそれから合流してほしいな、と。日曜から月曜にかけて国内組とともに合流する予定になってます。

若い選手ですね。能力もかなりある。まだ直接見ているわけではありません。

トレーニングをしながらの方が視察に行った時よりも情報はかなり入るので。ディスカッションもできますし直接見れますし、そのなかで正確な情報を発見したいなと思っています。

(小林祐希について)彼も長い時間をかけて追跡してきました。

左利き。彼もクオリティがかなりあります。直接スタジアムに見に行きました。

前半は本当にエクセレントでしたね。特にオフェンス面で。得点も取りましたし、得点も取らせました。

ただ後半はそのリズムについていけなかったかな、と。おそらくフィジカル的にはまだまだ伸ばせるんじゃないかな、というところです。

日本の国内でも能力があるなという選手ですね。しかし、守備に戻るとか守備でしっかり頑張るというのはないですね。

A代表はどちらもできる選手が必要です。長谷部や遠藤航のようにボールを奪えと言っているわけではないですけども、メッシであろうがロナウドであろうが彼らもプレッシャーはかけますし、ボールは奪いますし。それが現代フットボールに要求されていることです。

そして、アジアチャンピオンズリーグに日本のチームがベスト8に残らなかった。ジャーナリストの方々がどう分析するか分からないですけども、これは本当に疑問を持った方がいいところですね。今疑問を持たないと手遅れになってしまいます。

祐希に関しては、ディスカッションをしなければいけない選手ですね。真実を彼に言わなければいけない。ただ、能力は本当にあります。23歳ですし。そしてグラウンド上でも主力としてコミュニケーションを取っている人です。

大島は話さないし、挨拶もしに来ないですね。そうじゃダメですね、大島は。みなさんは笑うかもしれませんが、試合中に一言も喋らない人間もいます。それは私にとってノーマルじゃない。ノーマルじゃない。

そういったちょっとしたことですね。ディスカッションしながら発展させたり向上させたりしていきたいですね。 

何人かは理解しないといけない。何人かの選手はメンタルを変えてほしいですね。私生活では良いんですけど、グラウンド上では変えないといけない。そうしないと結局活躍できない選手になってしまいます。

柴崎岳もここに入るかもしれない。ディフェンスでボールを奪うところをかなり要求しているんですけれど。

今野も候補に入ります。今野は33歳であろうとボールを奪うところは素晴らしいですし、良いシーズンを送っています。もし長谷部が疲れたり、もしくは病気になったら真面目な今野といった選手を呼ばなければいけないだろうと。

これはメッセージです。

日本でプレーしようが海外でプレーしようが、みんなが候補です。みんなのことを追跡していますので、パフォーマンスが良ければ呼びますよと。私の中では先発も控えもありません。

私も間違えることもあります。1年目はちょっと難しかったですね。分からない選手もいましたから。何人かの選手は間違えたかもしれないけども。そしていろんなところに移動して見てますから、ミスがなくなってきたかなと。

小林は1試合のために呼んだわけではないです。何試合か見ていろんなところに行って考えた結果、小林を選びました。

ここにいない選手も忘れていませんよ。

将来、例えばUAEとやる時に必要な選手がいるかもしれません。UAEはACLのベスト8に2チーム残っていますね。そしてアジアカップで日本を敗退に追いやったチームです。簡単なチームではないはずです。1試合目はUAEですね。その準備をしなければいけない。

これが攻撃面、守備面の中盤の候補選手ですね。

原口元気もここで使うかもしれません。昨日彼とビデオを見ながらディスカッションをしました。クラブでは違うところをやっています。彼のクオリティを見ると、私にとっては違うポジションができるのではないかなと。

この選手はここの方が良いんじゃないかなというような見方をしながら選手を選んでいます。

フォワード

本田 圭佑(ミラン/ITA)
小林 悠(川崎フロンターレ)
宇佐美 貴史(ガンバ大阪)
原口 元気(ヘルタ・ベルリン/GER)
岡崎 慎司(レスター/ENG)
金崎 夢生(鹿島アントラーズ)
浅野 拓磨(サンフレッチェ広島)

圭佑も長い間いますね、A代表に。良いシーズンを送ったと思います。よく彼とも話をするんですけども。彼のことを信頼しています。

かなり難しいクラブでプレーしていますね。先発でずっと最近出続けていますけども。そして、彼も伸ばすためにディスカッションが必要。

ミランとA代表では違うポジションでプレーしてもらわなければいけない。我々はFWとして考えてます。我々の中で一番良いゴールゲッターです。ミランではまた違う役割。そしてポジション移動、背後に走る。これが全く違うので、考え方をできるだけ早くチェンジしてほしいですね。

1年前ですね、みんな失望していました。本当に失望していました。どのように回復しなければいけないか分かっていなかった。今からは野心を持って、新しい若さを持って次のワールドカップに向けて戦ってほしい。

本田の世代、真司の世代はもしかしたら何かをする最後の年代になるかもしれない。つまり、そういったことも含めて彼のことを信頼している。

(小林悠について)川崎は今Jリーグで1位ですけども、彼も良いシーズンを送っていますね。

大久保はゴールを決める所にいますけども。最後にフィニッシュのところに来たり、フィニッシュをさせたりですね。オフェンスのクオリティがある人間ですけども、ただディフェンスのところがまだ役割を分かっていないかな、と。

私のところに来れば、また違う要求をしなければいけない。すでにディカッションをしましたけども。他の人間とも競争していかなければいけない。

彼はここに入る資格があるので呼んでいます。右サイドでもできますし、アタッカーが2人いた場合、真ん中でもできます。かなり攻撃のアイディアもあるので、フィジカル的なコンディションが上がればおもしろい攻撃ができるのではないかな。

(宇佐美について)何回か呼んでいますね。何回か話していますし、付け加える必要はないかなと思いますけども。彼のクラブは今シーズンは難しいですね。

日本の国内においては最も能力のある選手だと思っています。彼とは我慢ですね。もっともっとやってほしいな、と。ただ、私の期待は彼は完璧に知っているはずです。

(原口について)さきほど元気について話しましたけども、競争がありますね。中盤でも競争しなければいけない。

昨日、元気とたくさん話をしました。右サイドバックとやった時のことを理解できていなかったのでもう一回説明しました。ようやく分かりました。3、4ヶ月後にようやく彼は分かってくれました。

原口は最後の最後で難しい状況でしたね。フィジカルのところだけではなくて、心理面も疲労しているはずです。少しモチベーションを上げて説明してあげなくてはいけない。

それから岡崎もすでに話しましたね。

前の段階では、今日の夜に着かなければいけないと言っていたんですけど、彼は今いろんなところに旅行していますね。旅行からイングランドに戻ってからまた帰ってくる、という話です。

オカがどのようなフィジカル状態で戻ってくるか分かりません。彼が本当にプレーできる状態なのかも分かりません。

ただ、祝福したいですね。日本人がプレミアリーグで勝ったというのは3人目か4人目ですね。日本のサポーターも選手も岡崎を誇りに思っていいはずです。祝福したいと思います。

ただ、日本代表は別の役割がありますよと。オカには冗談も言いましたけど、A代表の役割は彼のクラブと全く違います。

夢生にはちょっとまだ疑問を抱いてるところはあるんですね。

怪我もよくしますし、病気もよくします。何が起きているか分かりませんが、かなりのクオリティがある選手です。スピード、パワー、そしてファウルも誘いますし得点も取りますね。ただ、コンスタントではないですね。

風をひいて試合に出れなかったという話も聞いていますし。彼ともディスカッションをしたいですね。A代表に入るには、定期的に良いパフォーマンスを出さないといけないんですね。つまり、彼には説明を求めたいなと思います。

(浅野について)初めて彼を見た時に思ったのは、日本国内で一人だけ背後に一番最初に動き出せる選手だな、と。

浅野の試合もこの夜見たんですけども、疲れてましたけどね。背後に走る彼の要求ですね。パワーもスピードもあります。まだまだ教えるところもあります。

浅野は東アジアカップに連れて行った時にJリーグで先発ではありませんでした。しかし連れて行きました。ただ、その時に大久保を連れていくこともできました。大久保がいたらチームはよりパフォーマンスが上がったかもしれません。

ただ、浅野はA代表の将来を考えた時に絶対必要。そういったことも考えていました。その当時はリスクも負いました。ジャーナリストの質問にも答えました。つまり将来のA代表のことも考えて、2、3年後のことも考えて彼を選んでいるわけです。

彼は明日到着する予定です。A代表の合宿に参加してもらう予定です。彼も2試合プレーして後半に入りましたね。トゥーロンでは、この短い期間で3試合やるというのはキツいですね。さらには海外からの移動が入ります。これは怪我のリスクがかなり高まりますね。

長所もありますが短所もたくさんあります。まだ21歳ですから。ゴールゲッターになる全ての道具が揃っていますね。日本では数少ないゴールゲッターです。数少ないですね。そして、本当に大きな大きな伸びしろがあると思います。

ただ、私とは時間が少ないですね。私はディスカッションをして説明をしてトレーニングをするということですけども、自分のクラブで日常のトレーニングが大事になってきます。

今シーズンはもっと先発で出てほしいな、と。昨シーズン広島がチャンピオンになりましたけど、彼のおかげで大事な得点があったかなと記憶しています。そしてオリンピックに行くでしょう。

こういった大会で伸びていく選手だと思います。そしてより成熟して、より自信がつくと思います。経験もふまえてですね。彼には本当に楽観的に見ています。

7人のフォワードですね。元気は中盤かフォワードか、どちらか様子を見てですね。

最終予選では1回か2回のチャンスで得点を取る選手を1人か2人見つけなければいけない。19回も機会はないです。

各国とも1人や2人はゴールゲッターがいて、違いを見せつけます。各国です。ゴールゲッターがいない国は高いところまでは行けません。そういったゴールゲッターを探すトライを今しているところです。成功するかどうかは分かりません。

そして付け加えになりますけども、私はいろんなチームを見て小さなクラブも見ます。小林祐希がいる磐田は2部にいましたね。直接見たところによると、本当に良いクオリティがあった。

彼以外にも多くの選手が興味深いです。大宮にいる家長もそうですね。

能力はかなりある選手だと思います。1〜4回見たんですけど、いつも同じ分析になります。ボールを持った時に違いを作れますね。しかし、ボールがない時には止まってしまいます。

すでに代表にも選ばれたと思いますけども。本田とかそういった年代で過去すごい天才と言われていた選手ですね。日本にはこういった選手が多い気がします。能力があって、A代表に入る選手がある選手ですね。

彼の過去の話も聞いて『良いな』と。もちろん他にもいい選手はいますけども。その時に良いパフォーマンスであればA代表に入れます。それが35歳だろうが40歳だろうがですね。ただ、年代に合わせてしっかりトレーニングしなければいけない。

怪我をした選手もいますね。1年ほどですね。皆さん宮市をご存知だと思います。何人かの関係者に見てくれと言われて、最終節を見ました。4、5節では10分、15分、20分ほどの出場でしたが、1年経ってようやく先発を取って素晴らしい試合もしました。点も取ったし点も取らせました。

そして仲間が拍手、祝福をしていましたね。速いし180cmありますし、背後にも行けますし。つまり、追跡していかなければいけない選手です。こういった能力のある選手はまだいますね。

私の意見ですけども、若い世代がまだあんまり信頼されていないな、と。若い世代の選手に可能性を与えるという環境がないのかな、と。

ドイツを見ても、またマンチェスター・ユナイテッドでも何試合かして18歳でイングランドでA代表に呼ばれたと。

日本では18歳で選ばれるというのは不可能ですね。ただ私はそれが見たい。私は間違えるかもしれないけれど、ひょっとしたら18歳で30歳の選手よりも上手いかもしれない。それはありえますね。その選手が上手ければ私は選びます。

2人の例を出しましたけども。

家長は29歳。すでにいい年齢に来ていますね。そして他の選手は若い。ただ、ある試合ではどちらを選ぶかというとその時に良い選手ですね。たくさんの選手を見てきています。最終予選の時に必要であれば選択をします。

これはメッセージです。A代表に入りたいのか。

みんな口では言うと思いますね。『A代表に入りたい』、と。ただ、グラウンド上で行動を見せてほしいですね。そしてコンタクトを取って、A代表の話を聞いてほしいですね。

たくさんの情報を言ってきましたけども、以上になります」