“将来のA代表に絶対必要”な浅野…ハリル「日本では数少ないゴールゲッター」

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 サンフレッチェ広島FW浅野拓磨が昨年8月のアジア杯以来となる日本代表メンバーに招集された。チームを率いるバヒド・ハリルホジッチ監督は若きスピードスターの“ゴールゲッター”としての資質に大きな期待を寄せている。

 指揮官は初めて浅野を見たときのプレーを鮮烈に覚えているようだ。「初めて彼を見たとき、本当に思ったのは、背後に一番最初に抜け出せる選手だということ。背後に走るパワーもスピードもある」。抜群の加速力を武器に、相手守備陣を一気に置き去りにできるスピードは魅力的に映った。そして自慢の快足でチャンスを創出するだけでなく、ゴールを陥れる力があることを高く評価している。

 昨季J1初ゴールを記録した浅野は勢いに乗ると、最終的に8ゴールを記録。G大阪とのチャンピオンシップでも貴重なゴールを奪って、チームをリーグ制覇へと導いたこともあり、「昨季広島がチャンピオンになったが、彼のおかげで生まれた大事なゴールも多かった」と話す。またU-23日本代表の一員としても、1月のAFC U-23選手権(リオデジャネイロ五輪アジア最終予選)決勝の韓国戦で2ゴールを奪取して、アジアチャンピオン、そしてリオ五輪出場権獲得に貢献した。

 だからこそ、ハリルホジッチ監督も「彼はゴールゲッターになるすべての道具がそろっている。日本では数少ないゴールゲッター」と評価する。しかし、まだ21歳の若者。「長所もあれば短所もある」と指摘しつつも、大きな可能性を秘めていることは間違いないと太鼓判を押した。

「彼は将来のA代表に絶対に必要。大きな伸びしろがあり、2、3年後を考えて彼を選んでいる」。大きな期待を寄せられるスピードスターはキリン杯で出場機会をつかみ、“ゴールゲッター”としての資質も証明できるだろうか。

(取材・文 折戸岳彦)