日本と中国はもはや簡単に断絶することができないほど、政治的、経済的、文化的なつながりを持っている。関係や交流の強化を呼びかける人びとがいる一方、相手のネガティブキャンペーンを繰り広げようとする人もいる。中国メディア・捜狐は11日、「『愛国者』が作り上げた、日本のイメージを下げるための典型的な噂」と題した記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本と中国はもはや簡単に断絶することができないほど、政治的、経済的、文化的なつながりを持っている。関係や交流の強化を呼びかける人びとがいる一方、相手のネガティブキャンペーンを繰り広げようとする人もいる。中国メディア・捜狐は11日、「『愛国者』が作り上げた、日本のイメージを下げるための典型的な噂」と題した記事を掲載した。

 記事は、中国における日本の印象を悪くしたいと考える「愛国者」たちが考えだし、中国のネット上で流布させているウソの情報として、17点を挙げた。そのうち一部を紹介する。

 まずは「日本社会のストレスは極めて大きく、自殺率が中国をはるかに上回っている」、「日本では売春が合法である」、「日本人は中国の資源を浪費させるため、わざと割り箸の原料を中国から廉価で購入している」といったものだ。日本の自殺率は確かに世界で上から数えた方が早い位置にいるが、統計によっては中国だってそれほど自殺率が低いわけではない、というのが記事の言い分。売春行為については、言うまでもない。そして、割り箸については「純粋かつ正当な商業行為であり、そのような意図は存在しない」と断じている。

 また、「『盆栽猫』(ペットボトルなどにネコを閉じ込めて鑑賞するという、虐待まがいの行為)は日本人が始めた」、「日本人の芸術家が、胎児を食べた」、「『新浪』は日本人が創設したポータルサイト。ドメイン名sinaは日本語の『支那』から付けたもので、中国人を侮辱するもの」、「日本人は古代中国文化の正統な継承者であると自負している」といった文化的な側面からの「噂」も多く見られた。「日本は2015年に中国を滅ぼす、という話題が日本のネット上で大人気」という情報もあったとのことだが、記事は日本の大手検索エンジンで探しても、全く見つからないと情報を否定した。

 記事に示された、日本に対するネガティブな噂はあくまで「一例」に過ぎず、中国のネット上ではこのほかにも様々な噂が出回っているものと思われる。その背景には、「愛国教育」の迷走とともに、中国国内において日本の真の現状に関する情報がまだまだ不足していることがあると思われる。そして、何でも鵜呑みにしてしまいがちな中国のネットメディアやネットユーザーの認識も改める必要があるのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)