中国人は「列に並ばない」と批判されることが多いが、中国メディアの法制晩報はこのほど、中国の法治はまず「列に並ぶ」ことを徹底することから始めるべきだと伝えつつ、「ルールや規則がもたらす力は非常に強大」であるとし、それは日本を見ればよく分かると論じた。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国人は「列に並ばない」と批判されることが多いが、中国メディアの法制晩報はこのほど、中国の法治はまず「列に並ぶ」ことを徹底することから始めるべきだと伝えつつ、「ルールや規則がもたらす力は非常に強大」であるとし、それは日本を見ればよく分かると論じた。

 2008年に北京五輪が行われた際、北京市は市民のマナー向上を目的とした「一大キャンペーン」を実施した。これには列に並ぶといった基本的マナーも含まれていたが、こうしたマナーは市民に根付かなかったようで、今なお割り込みなどでトラブルが生じるのだという。

 記事は、北京の地下鉄では朝の出勤ラッシュ時に列の割り込みをめぐって喧嘩が起きることは日常茶飯事だと紹介しており、「列に並ぶということは小さなことに見えるが、その人やその国の国民の民度が現れる」と指摘。空港で大声でケンカをしたり、高速道路で走行中の車の窓からゴミをポイ捨てしたりする中国人は多いが、中国経済は発展したが、中国国民の民度は今なお向上の余地が残されていると批判した。

 さらに、「法治」という観点から見れば、列に並ぶということは「規則至上主義」の現れであるとし、日常のいかなる行為も規則を定め、その規則を尊重することが第一であるべきだと主張。

 また、中国人は「日本は規則だらけだ」と嘲笑する傾向にあるとしながらも、日本が戦後の焼け野原から極めて短期間で世界の経済大国にのし上がることができたのは「規則の存在があってこそ」と指摘、規則がもたらす「力」は日本を見ればよく分かるとし、中国の法治は道半ばであるが、「中国人はまずは列に並べるようになりましょう」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)