24日、韓国・釜山の地下鉄運転士が運転室に家族や知人を乗せて列車を運行していたことが発覚し、運転士が自宅待機処分を受けたが、韓国のネットユーザーからはこれに同情の声が多数寄せられている。写真は韓国の地下鉄駅。

写真拡大

2016年5月24日、韓国・中央日報によると、韓国・釜山の地下鉄運転士が事前に許可を得ることなく運転室に家族や知人を乗せて列車を運行していたことが発覚した。

今月20日、釜山の地下鉄3号線に乗車したキムさんは、運転士が特定の人物を1号車に呼ぶ車内放送を聞いた。程なくして20代前半とみえる女性3人が1号車に現れ、運転士が彼女らを運転室に招き入れたという。これを目にしたキムさんは驚き、すぐに釜山交通公社のコールセンターにメールで抗議した。後に公社から届いた回答は「女性らは運転士の娘で、家に持って帰ってほしい物があったので運転室に呼んだ」というもの。これにキムさんは、「たくさんの乗客の命と安全が懸かった問題だ。コールセンターが問題の深刻さを分かっていない」と怒りを爆発させた。

キムさんの指摘に対し、公社の顧客広報室課長は「釜山の地下鉄で最近運転士の自殺事件があったので、運転士が不安がらないようにという意味で家族による職業体験を行っていた」と釈明。「ただし部外者を運転室に乗せるには事前許可が必要で、今回はそれがなされていなかった」とした。この課長によると、運転士も自身のミスを認めており、現在は自宅待機で懲戒を受ける見込みだという。

これについて韓国のネットユーザーからは多数のコメントが寄せられているが、運転士歴23年のこのベテラン運転士に同情する声が目立つ。

「クレームした人が一番の問題。どこに行ってもこんなふうにクレームしてるんだろうね。頭が痛いよ」
「娘なら大した問題にはならないだろうに」
「あーあ、いつから韓国社会はこんな小さなことにもこだわって怒り出す社会になったのか」

「人の情けがなくなったね。何かというとすぐに通報だよ」
「連れ込んだのが若い女性だったから、通報者がムカついたんだろう」
「バス運転士の子どもは、お父さんが運転するバスに乗れないのか?」
「融通が利かないなあ。確かに法律や規則に融通というものはないんだろうけど、ただただ胸が痛いよ」

「通報はやり過ぎ。情けない」
「何でもないことを捕まえて、安全、安全と騒ぐやつがここにもいたか」
「子どもたちに仕事を見せてあげようと思っただけでしょ。規則には反したけど、処罰しないでほしい」
「運転士が気の毒。軽い懲戒にしてあげて」(翻訳・編集/吉金)