「もう、だんだん洋服に興味が持てなくなっちゃって」と惰性で毎日服を選ぶようになってきたアラサーの皆さん。でも、「なーんとなくデニムとTシャツを着ているだけ」といった格好が許されるのは20代まで。30代になってもその格好を続けていると、「ただのだらしない人」に見えてしまうんだそうです。怖いですね。今日は予約が取れない人気スタイリスト山本あきこさんに、“大人”になったら取り入れたい普段使いのテクニックを教えていただきました。名付けて“黒ちりばめ大作戦”です。

【「毎朝、服に迷わない」記事一覧はこちら】

「ずんぐり」に見えがちなデニムとTシャツ

今回は編集のBちゃんのいつもの着こなしを、小物をちょっと工夫することでレベルアップしてみましょう。その名も「黒ちりばめ大作戦」! このテクニックは誰でもすぐに取り入れられるので、本当におすすめ。それではまず、Bちゃんのいつものコーデから見てみましょう。

ジーンズにグレーのTシャツ、ベージュバッグのいつもの格好

Bちゃんの朗らかさは伝わるけれど、これだとずんぐり見えてしまってもったいない! 胸の開いたTシャツをチョイスしたのは正解ですが、全体のバランスがイマイチ。Tシャツとデニムのシンプルな組み合わせこそ、スタイルよく着こなすのにコツがいるんです。

黒ちりばめで足は長く、顔は小さく

そこで「黒ちりばめ大作戦」の登場です。これは小物に黒をちりばめるワザ。特にグレーやベージュなどの淡い色でコーディネートした場合、小物に黒を使うことで全体を引き締める効果があります。「黒ちりばめ大作戦」をやってみたBちゃんがこちら!

ハット、メガネ、バッグ、パンプスで黒をちりばめてみたところ

ハット、メガネ、クラッチバッグ、パンプスで黒を取り入れてみました。足がぐっと長く、顔も小さくなっています! 他にも細いベルトやバングルで黒をプラスする手もあります。

黒は「面積を小さく」すれば大丈夫

私がスタイリングするお客様の中に暗いイメージになりそうだから「黒は着ない」という方がいらっしゃるんですけれど、黒は使い方次第。ポイントは一つひとつの黒の面積を少なくして、いろんな場所にちりばめること。面積が大きいと暑苦しくて重い印象になってしまうんです。だから、カバンを黒にするなら大きなトートバックなどではなく、小脇に抱えられるクラッチバックなどにすること。

「小さい黒」を全体にちりばめると、すごく着痩せ効果があるし、全体がまとまって見えるんです。お家に持っている物で誰でも簡単にできますよ。お財布に優しいテクニックでもあるんです。実は今日私も大作戦中です(笑)。

実は「黒ちりばめ大作戦」実行中だった山本先生

鎖骨が一番きれいに見えるのは実は30代

大人になったら気をつけたいのが、「顔まわりの色を引きしめる」こと。

Bちゃんに被ってもらったハットの黒いラインもそうですが、顔まわりに黒を一個持ってくるのも方法のひとつ。私も今日黒のフリンジつきのピアスをしています。また、スカートのウエスト部分、Tシャツのロゴも黒が入ったものを選んでいます。

Tシャツなどのトップスもエメラルドグリーン、水色、イエローなど「澄んだ色」を選ぶと、年齢を重ねてだんだんくすんでくる肌をパッと明るく見せてくれます。逆に、ターコイズブルーやマスタードといった「にごりのある色」は顔色を沈めてしまうので要注意。

顔まわりで言えば、トップスは「首に空きのあるもの」を選びたいですね。というのも、30代になるとどんな人でも胸元の肉が落ちてきて、鎖骨がきれいに見えるようになるからです(20代の頃よりも!)。だから、大人になったらむしろ堂々とデコルテを出すようにしましょう。

デニムは「風とともに巻く」

最後に何も買い足さなくていいゼロコストのテクニックも伝授しておきましょう。

それはデニムのロールアップです。「適当にまくっとけばいいんでしょ」と侮るなかれ。ざっくりまくることで裾に程よい厚みが出て、足首が細く見える効果があります。「うまくロールアップできない!」という方が意外に多いので、ロールアップのコツをご紹介します。

ロールアップ1段階

ロールアップは最初にどこまでまくるのかゴールを決めるのことが大切です。写真ではわかりやすいように机に置いていますが、実際はデニムを履いてやってみてください。この裾の部分を目指して、ロールアップしていきます。

ロールアップ2段階

次に、最初にまくった部分の半分ぐらいの幅で折り返します。ラフに、空気が入ったようにざっくり折るのがコツです。「風とともに巻く」ですね(笑)

ロールアップ3段階

そして最後にもうひと折り。裾が見えるくらいの方がラフな感じが出て可愛いです。厚みが出るので私は2、3回折り返すことをおすすめしていますが、お手持ちのデニムに合わせて調節してみてください。ベストなロールアップバランスを見つければ、いつものTシャツとデニムの着こなしが確実に垢抜けて見えますよ!
【「毎朝、服に迷わない」記事一覧はこちら】