24日、観光業と映画・テレビ業の経済牽引効果は、近年における日本と韓国のサービス貿易発展の力強いエンジンとなっている。今後、多くの国との協力により、日韓のサービス貿易はより多元化し、高い競争力を備えることになるだろう。資料写真。

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2016年5月24日、観光業と映画・テレビ業の経済けん引効果は、近年における日本と韓国のサービス貿易発展の力強いエンジンとなっている。今後、多くの国との協力により、日韓のサービス貿易はより多元化し、高い競争力を備えることになるだろう。

▽観光業と映画・テレビ業の急速な発展
中国現代国際関係研究院日本研究所の劉雲・補助研究員は「サービス貿易の分野において、日本は韓国よりも成功している。データからも分かるように、韓国のサービス貿易輸出は成長を続けているが、過去5年間の成長率はやや減速している。このほか、韓国の輸出額に占めるサービス貿易の割合はOECD(経済協力開発機構)加盟国の平均の半分にも及ばない。つまり、韓国の対外サービス貿易の全体的な発展は相対的に見て日本より遅れている」と指摘する。

劉氏によると、日韓のサービス貿易には相似する部分があり、新たなすう勢としては、(1)観光サービス貿易(2)映画・テレビ・アニメ・漫画作品(3)輸出関連のサービス産業――の3つが挙げられる。

観光サービス貿易については、日韓それぞれに特徴があり、いずれも高い競争力を持つ。日本の観光サービス貿易はここ数年、民泊の合法化推進、観光商品の便利性向上などの面で良好な発展を見せている。一方の韓国は、免税店の開設、中国語サービスの提供、韓国文化をテーマとした観光商品など、中国人観光客向けのサービスがこまやかだ。両国の観光当局のデータによると、韓国は中東呼吸器症候群(MERS)などの影響もあり、2015年の訪韓外国人観光客は前年比6.8%減の1323万人にとどまった。一方、訪日外国人観光客数は同47%増の1973万7400人に達している。

映画・テレビ・アニメ・漫画作品を見ると、日韓の作品の世界市場での普及率・シェアはいずれも高い。特に韓国はゲーム・映画・テレビ産業で強みを持つ。

中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の李天国・補助研究員は、「映画・テレビ作品の普及という面から見ると、韓国の映画・テレビ業は同国の全体的な経済成長期待を引き上げた。これは観光業の牽引だけでなく、化粧品など消費財の輸出にも表れている。例えば、韓国ドラマ『太陽の末裔』は東南アジア、中東、欧州など30カ国余りに輸出されている」と指摘する。

李氏はまた、「伝統的な製造業と比べ、韓国のコンテンツ産業は成長率が高い。2015年、韓国のコンテンツ産業の輸出額は10.5%増加した。中でも、映画・アニメ・漫画などの輸出額の増加率は高く、2015年第4四半期の輸出増加率は100%を超えた」と述べた。

▽変革が待たれるゲーム産業
ゲーム産業を見ると、韓国の近年の成長はややペースダウンしている。携帯端末の急速な普及に伴い、中国のゲーム業界が台頭し、韓国のゲーム産業でかつては90%の成長率を誇ったネットゲームも今は衰退しつつある。現在は、他国(特に中国企業)との共同開発を選ぶ韓国ゲーム会社も多い。

かつては世界のゲーム界を制した日本にも大きな変化が訪れている。20世紀末、任天堂・ソニー・セガをはじめとする日本の家庭用ゲーム機メーカーがゲーム機市場を、スクウェア・エニクス・コナミなどのソフトメーカーがゲームソフト市場をそれぞれ独占し、当時は日本製品が世界のゲーム売上高の70%以上を占めていた。しかし、モバイルゲームの台頭に伴い、日本のゲーム業界も打撃を受けた。日本にはインターネットプロトコル(IP)面の強みがあり、近年はモバイルゲームなどにも力を入れているが、ゲーム市場の衰退は隠しきれない。2014年の日本のゲーム市場規模は3685億5000万円で、2013年の4089億7000万円と比べると9.9%縮小した。