24日、韓国の複数のメディアが韓国における児童失踪問題の深刻さを報じた。資料写真。

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2016年5月24日、「世界失踪児童の日」(25日)を迎えるにあたり、韓国の複数のメディアが韓国における児童失踪問題の深刻さを報じた。

韓国警察庁によると、12年から今年4月までに届け出のあった18歳未満の失踪児童は9万7679人。14年以降は減少傾向にあるものの毎年2万件前後の届け出があり、このうち107人の行方がいまだ分かっていない。

ニューシスが取り上げたのは、17歳だった娘が行方不明になっているソン・ギルヨンさん(63)。娘は1999年、自宅近くのバス停でバスを降りた後、姿を消してしまった。以来17年、ソンさんは全国を回って横断幕を掲示しビラをまくなどして娘を探し続けているが、手掛かりは見つかっていない。悲しみに暮れた妻はうつ病を患い、娘を探すビラを手に自ら命を絶った。

失踪児童の親などがつくる民間団体のソ・ギウォン代表は、防犯カメラの設置が進み、子どもたちがスマートフォンを持ち歩く現在でも長期失踪児童事件がなくならない原因について、韓国警察の捜査手法の問題を指摘する。ソ代表によると、警察は通報を受けて速やかに捜査に入るものの、失踪から48時間が経過すると事件は「長期失踪」に分類され、以降は捜査が円滑に行われなくなるという。統計上、各警察署が1年に扱う児童失踪事件は約100件。捜査人員が不足していることもこの要因とみられている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられた。

「1年に2万人とは衝撃だ。その子どもたちはみんなどこへ?」
「胸が痛む。どんなおかしな所に連れて行かれているのか」
「韓国が早く安全な世の中になることを願う」

「そんなにいなくなってたら人口減少の要因になるよ。それは通報された人数であって、見つかってない子は少数でしょ」
「その数字、正しいのかな?1年に2万人もいなくなるなんて、アフリカ級の治安じゃないか」

「国がおかしい。誘拐、拉致は初犯でも最低懲役20年くらいにすれば事件もほとんどなくなるだろうに」
「子どもに対する罪は公訴時効をなくすべき。ふざけた法律に血が逆流する思いだ」
「長期失踪児童事件は韓国の恥ずかしい部分だ」

「今の技術を使えば、見つからない107人の写真を基に、成長してどんな顔になっているか推測画像を作れるじゃないか。そういう写真を使ってキャンペーンをやってほしい」
「失踪児童を探す専任チームがきちんと活動し続けられるようにすべき。税金はこういう所に使って」(翻訳・編集/吉金)