A代表でもOAが話題?U-23代表で負傷者続出も麻也「何も言われてない」

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 今夏のリオデジャネイロ五輪に出場するU-23日本代表のオーバーエイジについてはA代表の選手たちも気になるようだ。キリン杯に向けた日本代表の欧州組による事前合宿。練習後にはDF吉田麻也(サウサンプトン)がMF清武弘嗣やMF山口蛍らから「キャプテン、3回目?」と声をかけられ、談笑する姿があった。

 吉田は08年の北京五輪、12年のロンドン五輪と2大会連続で五輪に出場。オーバーエイジとして参加したロンドン五輪ではキャプテンも務め、清武や山口らとともに44年ぶりの4強入りを果たした。練習後の会話について吉田は「いつもああやってイジられているだけ」と苦笑いし、現時点で日本サッカー協会からは何の打診もないことを明かした。

 リオ五輪に出場するU-23日本代表は守備陣に負傷者が続出している。DF奈良竜樹(川崎F)は左脛骨骨折で全治4か月と診断され、五輪出場は絶望的。DF岩波拓也(神戸)もトゥーロン国際大会で左足内側側副靭帯損傷を負い、途中離脱を余儀なくされた。オーバーエイジによる“DF補強”の必要性も指摘されるが、吉田は「個人的に何も言われてないので、言えることはない」としたうえで持論を展開した。

「メダルを取りに行くならオーバーエイジは必要だと思うし、オーバーエイジで選ばれる選手は五輪もしくはブラジルを経験しているべきだと思う。北京かロンドンかコンフェデかブラジルW杯を経験していないと、その効果は発揮できない。選手を育てるなら23歳以下で行くべきだと思うし、どういうスタンスで臨むかは監督と協会次第だと思う」

 オーバーエイジなしで臨み、3戦全敗に終わった北京五輪。自身とDF徳永悠平がオーバーエイジとして加わり、ベスト4進出を果たしたロンドン五輪。その両方を経験している吉田だからこその言葉だろう。一方で、「僕自身、どこ(のクラブ)にいるか分からない状況なので、何とも言えない」というのも本音だ。

 今季のプレミアリーグは20試合出場(うち先発10試合)にとどまった。「来季はヨーロッパリーグもあるし、契約も2年残っているので分からない」としながらも、「シンプルに試合に出たいだけ」と、出場機会を増やすためなら移籍も模索している。今年8月には28歳となることもあり、「イギリスにいられれば一番いい。家族も慣れているし、自分も慣れている。選手にとって一番大事なのは試合に出ること。年齢的に一番いい時期をベンチで過ごしたくはない」と、率直な胸の内を語っていた。

(取材・文 西山紘平)