北京故宮、台湾への文物貸し出し停止  今年1月の総統選終了後から

写真拡大

(台北 25日 中央社)国立故宮博物院の林正儀院長は25日、今年1月の総統選挙以降、北京故宮からの文物貸し出しが停止されていることを明らかにした。

林院長は政権交代に伴い、今月20日に新たに院長に就任。25日、立法院教育及文化委員会で業務報告を行った。貸し出し停止の問題は、北京故宮との今後の交流に関し、中国国民党所属の呉志揚立法委員(国会議員)から出た質問を受けて明かしたもの。

貸し出し停止の開始時期については、馮明珠前院長の引き継ぎ報告の中で、今年1月16日の総統選後と説明されていたという。学術交流などに関しては触れられていなかった。

民主進歩党所属の張廖万堅立法委員は、中国大陸からの国立故宮博物院来館者数が今年5月は前年同期比20%減少していると指摘。林院長は、博物館は観光地なのか芸術・社会教育施設なのか考えているとし、芸術教育への回帰が重要なことだと見解を述べた。

(鄭景ブン/編集:名切千絵)