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ソニー生命保険は5月25日、「経営者と社員の意識比較調査」の結果を発表した。調査は2月29日〜3月1日、20歳以上の経営者・会社役員500名と20歳以上の会社員500名の合計1,000名を対象にインターネットで行われた。

平日の睡眠時間を聞いたところ、経営者では「5時間」(22.8%)や「6時間」(34.8%)、「7時間」(23.6%)に回答が集中し、平均時間は6.1時間となった。社員も同様の傾向だが、平均時間は5.8時間と、経営者に比べてやや少なかった。

また、日頃の行動は、「朝型(朝早く起きて行動する)」と「夜型(夜遅くまで起きていて行動する)」のどちらに近いか聞いたところ、「朝型」が経営者(59.2%)、社員(52.8%)ともに多数派だったが、経営者は社員より「朝型」の割合が5ポイント以上高かった。

また年収別では経営者も社員も、高年収の層は「朝型」の割合が高い傾向がみられ、年収1,000万円以上では「朝型」が6割半(経営者65.4%、社員65.9%)に。調査では、「仕事で大成し高年収を得る方には、朝型が多いようです」とコメントしている。

○経営者がお金をかけているものは?

こだわりを持っているもの(しっかりお金を掛けているものなど)を聞いたところ、経営者では、「自動車・バイク」(26.2%)と「腕時計」(23.0%)が2割台、「くつ」(16.0%)と「バッグ・カバン」(15.8%)、「スーツ」(15.2%)、「外食」(14.6%)が1割半で続いた。自動車や外食のほか、スーツやビジネス用の小物などにこだわりを持って投資していることがわかった。

経営者と社員とをランキングで比較すると、経営者では、「くつ」(3位)や「スーツ」(5位)、「財布」(7位)といった、身だしなみや小物関連が社員よりも上位となった。対して社員では、「外食」(3位)や「家庭での食事」(5位)といった食事関連や、「私服」(9位)が経営者よりも上位となった。

また、経営者のトップ5項目を年収別でみると、年収が高い経営者では特にこだわりを持っている傾向があり、年収1,000万円以上の経営者では、「自動車・バイク」が33.0%、「腕時計」が31.8%、「くつ」が24.0%、「バッグ・カバン」が22.3%、「スーツ」が22.3%となった。

○仕事において大切にしていること、経営者と社員の違いは?

仕事において大切にしていることを聞いたところ、経営者では「時間を守る」が57.0%で最も高く、次いで「正確・丁寧に仕上げる」(48.0%)、「利益をあげる」(47.6%)、「常に情報を収集する」(42.2%)、「何事もリスクを見込んでおく」(40.6%)が4割台で続いた。経営者と社員とを比較すると、「利益をあげる」「常に情報を収集する」「何事もリスクを見込んでおく」は、経営者(47.6%、42.2%、40.6%)が社員(23.4%、24.6%、25.4%)よりも10ポイント以上高くなった。

ビジネスにおける人脈をどのようにして広げているかについては、経営者と社員とを比較すると、「ビジネス上関係がなさそうな人ともつながるようにする」は、経営者(33.8%)が社員(13.4%)より20ポイント以上高くなった。また、「社外の知り合いと飲みに行く」や「異業種交流会・勉強会に参加する」などは、経営者(30.8%、27.4%)が社員(17.4%、13.6%)よりも10ポイント以上高い。一方、社員は「社内の仲間を増やす」(27.0%)が経営者(13.8%)よりも10ポイント以上高く、社員の最多回答となった。

ビジネス上のコミュニケーションにおいて大切にしていることについて、経営者と社員の回答を比較すると、「あいさつをしっかりする」「具体例を用いて話す」「自分の失敗談なども隠さず話す」は、経営者(52.4%、30.2%、23.6%)が社員(40.2%、19.2%、13.6%)よりも10ポイント以上高かった。