春の観光シーズンに日本を訪れる中国人観光客たちは、桜をはじめとする「花」を楽しみにやって来る。しかし、「花」が楽しめるのは春だけではない。夏には、夜空いっぱいに大輪の「花」が咲き乱れるのだ。花火を目当てに夏の日本を訪れる中国の人も少なくない。(イメージ写真提供:123RF)

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 春の観光シーズンに日本を訪れる中国人観光客たちは、桜をはじめとする「花」を楽しみにやって来る。しかし、「花」が楽しめるのは春だけではない。夏には、夜空いっぱいに大輪の「花」が咲き乱れるのだ。花火を目当てに夏の日本を訪れる中国の人も少なくない。

 中国メディア・青網は22日、「日本の夏に絶対行くべき花火大会」とする記事を掲載。「日本にはグルメや美しい景色のほかに、このようにロマンティックなイベントもある。夏の日本に行って、どうして花火大会を見ずに済むだろうか」として、日本の花火大会の魅力について紹介している。

 まず、花火大会が江戸時代から始まった日本の伝統文化イベントの1つであり、日本人は花火を古くから夏の風物詩としてこよなく愛してきたと説明。世界各地に花火はあれど、日本の花火の色彩は「日本の伝統文化を色濃く映し出している」とし、毎年7月ごろより全国各地の300カ所あまりで盛大に花火大会が行われると伝えた。

 また、打ち上げ花火の種類は複数あるとして、「菊」や「牡丹」、「千輪菊」、「冠菊(しだれ柳)」などの代表的なものを紹介。さらに、美しい浴衣を着る、出店の伝統的なスナックフードを食べる、金魚すくいのようなゲームに興ずるといった、花火大会に付帯する様々な楽しみについても取り上げている。

 中国にも花火はある。一番花火が打ち上げられるシーズンは、旧正月を迎えた時だろうか。ゆえに、「夏に楽しむもの」というイメージはない。だからこそ、夏に浴衣を着て、うちわ片手に天を仰ぎながら、色とりどりの花火を楽しむという行為に、より「日本らしさ」を感じるのかもしれない。

 春の花見イベントでは、花見客のマナーや秩序がしばしばクローズアップされる。夏の花火大会は、しばしば花見以上の混雑となることがある。そこで中国の人びとが、「やっぱり日本は・・・」と思うか「日本もやっぱり・・・」と思うかは、見物客たちがどういう行動を取るかで変わってくる。日本人としても、改めて花火大会の鑑賞マナーに対する意識を持ち直したいところである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)