ゼネラルモーターズ、燃費の誤表示で13万5,000人のSUVオーナーに補償

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米国の自動車メディア『Automotive News』が報じるところによると、ゼネラルモーターズ(GM)はシボレー「トラバース」、GMC「アカディア」、ビュイック「アンクレイブ」という3車種の大型クロスオーバーSUVで燃費を誤表示していた問題で、約13万5,000人のオーナーにそれぞれ450ドル〜1,500ドル(約5万円〜16万円)分のデビットカードで補填する予定だという。購入形式によってはデビットカードか、無料による保証期間延長を選択することもできる。
GMは、約17万台の燃費性能を実際よりも1〜2mpg(0.4〜0.85km/L)優れた数値で表示していた。これは排出ガスに関連するハードウェアの影響を考慮するのを忘れたまま、米国環境保護局(EPA)のラベルをフロントガラスに貼ってしまったためであり、意図的なものではないという。その結果、GMは約6万台のラベルを正しい表示の物と交換するまで、該当の3車種の一時的な販売中止を余儀なくされている。Automotive Newsによると、デビットカードと謝罪文は来週にも配布される。『ロイター』の見積もりによれば、この返済プログラムによってGMが支払う額は約1億ドル(約120億円)に上るという。

ヒュンダイ/起亜やフォード、最近ではフォルクスワーゲンや三菱といった自動車メーカーで、排出ガスや燃費関連の不正が発覚し問題となっているが、GMは今回の問題に対して迅速な対応を見せている。参考までに、返済の合計額は、現在のガソリン価格やSUVの複合燃費、そして平均的なドライバーの年間走行距離1万2,000マイル(約1万9,000km)を考慮すると、3ヶ月から12ヶ月分のガソリン代に相当するだろう(前輪駆動か全輪駆動にもよるが、これらのモデルの複合燃費は7.2〜7.7km/Lだ)。約13万5,000人の顧客が返済を受ける一方、Automotive Newsによるとフリート契約(10台以上まとめて購入する)による顧客が購入した約3万5,000台分の対応はまだ処理できていないとのこと。

追記:GMの広報担当ジェイムズ・ケイン氏は先日、米国版AutoblogにEメールで、約13万5,000人に返済を行うことを認めた。購入者はプリペイド式のデビットカードか48ヶ月間/走行距離6万マイル(約9万6,500km)の保証プランを選べるが、リース契約者はプリペイド式のデビットカードのみとのこと。ほとんどのカードは450ドル〜900ドル(約5万円〜10万円)分となる。同氏はメールで、「私たちは顧客の皆様全員に価値あるオーナーシップを提供していきたいと考えています。そのため、シンプルかつ柔軟で時宜を得た方法で、十分満足していただける公平な補償を得られる償還プログラムを用意しました」と述べている。

By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー