30歳を超えると20代の頃に着ていた服が似合わなくなったりして、何を着たらいいのかわからなくなるファッション・クライシスが起こりがち。今回は『毎朝、服に迷わない』(ダイヤモンド社)が刊行されたばかりの予約の取れないスタイリスト、山本あきこさんがファッションに悩む大人女子にアドバイス。毎日のアイテムの中でもとくにマンネリになりがちな「アクセサリー」の選び方について聞きました。

20代からずっと同じアクセサリー?

今日は編集Aちゃんに普段着けているアクセサリーを持ってきてもらいました。服や靴は、年齢に合わせて「大人っぽく」していくけれど、アクセサリーはずっと同じという人も結構いるかも。

前回で「ボトムはユニクロで冒険して、トップは一途に」という話をしましたが、アクセサリーも同じ。背伸びして買った「一生モノ」も大事ですが、高価なものが似合うのは当たり前。それだけを使い回しているようだと、つまらない女に見えてしまいます。基本は「安くてセンスのいいもの」を年々増していく自分の“大人度”と流行に合わせて変えていくのがベストなんです。

持っているアクセサリーを2種類に分ける

ということで、「高いものをたまにつける」よりも「安いものを毎日つける」を心がけてください。意外にも、その方が“大人のいい女”に見えるんです。これは私がいつも言っていることなんですが、「安いものを上手に使いこなせてこそ大人」なんですよ。

まずは、持っているアクセをシルバー系とゴールド系に分けてみるところから始めましょう。「ゴールド系かシルバー系か」なんて、考えたこともない人も結構いるかも。でも、この2つをごちゃ混ぜで使うとダサくなっちゃうんです。

持っているアクセサリーをシルバー系(左)とゴールド系(右)に分ける

「大人」になったら大ぶりアクセが似合う

Aちゃんのアクセサリーは華奢なものが多めですね。こうやって自分の持っているアイテムを並べてみることで、自分の買いグセを把握し、何が必要なのかを確認できるんです。

そして次にやってほしいのが、カラーごとにネックレス、イヤリング(ピアス)、バングルの3点セットを作ること。Aちゃんの場合、バングルがないので、これが買うべきアイテムになります。特に黒やキャメルのレザーのバングルは、TPOを問わずヘビーに使えるし、しかも高くないのでぜひプラスしてください。

残念ながら、30歳にもなれば「小ぶり」が似合わなくなります。シミもくすみもない若々しい肌だと華奢なアクセは映えるんですが。でも、落ち込まないで。歳を重ねたからこそ、逆に似合うようになるアクセもあるんです。それが次で紹介する大ぶりアクセです。

“潔い女”に見えるイヤリングとは

3点セットは必ずシンプルなものを選び、素材のカラーを統一するのが大切。ゴールド系とシルバー系の2セットを用意しておけば、どんな服にも対応可能です。もし一からそろえるなら、イヤリング(ピアス)は大ぶりのフープがオススメ。大きなイヤリング(ピアス)は顔周りを華やかにし、派手なネックレスよりもずっと知的な印象になるんです。つまり、それなりに人生の経験値がある大人の女らしい“潔さ”を演出できるんですよ。

シルバー系とゴールド系の大ぶり3点セット

ハイブリッド系が一番おトク

また、ゴールドとシルバーを両方使ったハイブリッドカラーのネックレスもオススメです。ロングネックレスはそれだけで今っぽいし、ハイブリッドならゴールド系セットにもシルバー系セットにも使い回せるのでお得です。

便利なゴールド系とシルバー系のハイブリッドアクセ

アクセは一途じゃなくていい

さあ、Aちゃんのアクセをシルバー系の3点セットにチェンジしてみました。

大ぶりアクセをつけてみた

ネックレスはハイブリッドカラーのロングタイプ、イヤリングは大ぶりのフープ、バングルは太めのものを選んでいます。

この夏もボリュームのあるバングルがはやっているので、これから買うなら太めのものがオススメ。腕を細く見せてくれます。3点セットは着けるだけで「おしゃれしてる感」が出るので、ぜひそろえてみてください。ぐっと垢抜けて見えるし全体の統一感もアップしますよ。

アクセは一途じゃない方がいいんです。「もう大人なんだから、一生モノ」なんて高価なものを大枚叩いて買うよりも、1万円前後で買えるお手軽アイテムを軽やかに使いこなせる方が、実はカッコいい女なんですよ。

(阿部洋子)