23日、中国鉄路総公司の盛光祖総経理を代表とする訪問団が、高速鉄道プロジェクトの受注を目指し、マレーシアに向けて出発した。写真は中国の高速鉄道。

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2016年5月23日、財新網によると、中国鉄路総公司の盛光祖(ション・グアンズー)総経理を代表とする訪問団が、クアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道プロジェクトの受注を目指し、マレーシアに向けて出発した。

中国がこのプロジェクトの受注に向けて動き始めて3年余り。インドネシア高速鉄道とロシアのモスクワ−カザン高速鉄道に続く、第3の「中国高速鉄道海外進出」の象徴にすべく働きかけている。目下、最大のライバルは日本の企業連合だ。中国側は価格面での優位性を前面に出しており、建設コストは日本の新幹線と比べおよそ半額。また、工期も短く、2年で完成させられるとしている。

日本側が売りにしているのは、新幹線の安全性や信頼性、そして運行密度など。2011年に起きた温州市鉄道衝突脱線事故を例に挙げ、中国の高速鉄道は安全性に疑問があるとしているという。

中国の業界関係者は、中国の高速鉄道の営業距離は15年末時点で1万9000キロを超え、世界の高速鉄道に占める割合は6割を超えており、安全性には何ら問題ないとしている。(翻訳・編集/岡田)