5月も終盤を迎えると、蒸し暑い日が少しずつ増えてくる。こうなると何か涼しげなものを食べたり眺めたりして、暑さをしのぎたくなってくるものだ。巾着型の金魚鉢でゆったり泳ぐ金魚などもいい。中国メディア・捜狐は22日、この「金魚」を用いた超人的なテクニックで、「あらゆる人を騙し」続けている日本人アーティストを紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 5月も終盤を迎えると、蒸し暑い日が少しずつ増えてくる。こうなると何か涼しげなものを食べたり眺めたりして、暑さをしのぎたくなってくるものだ。巾着型の金魚鉢でゆったり泳ぐ金魚などもいい。中国メディア・捜狐は22日、この「金魚」を用いた超人的なテクニックで、「あらゆる人を騙し」続けている日本人アーティストを紹介する記事を掲載した。

 記事は、金魚をテーマに創作活動を行っている日本の芸術家・深堀隆介氏を紹介。7年間飼っていた金魚が死んだことをきっかけに、金魚を描いた樹脂作品を手掛けるようになったと説明するとともに、枡や桶、皿の中で本当に金魚が泳いでいるかのようなリアルな作品群の画像を掲載した。

 そして、樹脂作品の制作過程がいかに忍耐力と精緻さが求められるものであるかについて触れ、容器の中に流し込んだ樹脂を2日間かけて乾燥させ、そこに1層目の絵を書き込み、そのうえに2層目の樹脂を流し込み……という作業を繰り返すことを説明。1匹の金魚を描くのに少なくとも4、5層の樹脂を流し込む必要があり、深堀氏は日夜その作業に没頭していると伝えた。

 記事は、「半ばクレイジーな作品が業界内で強烈な反響を生み、多くのアーティストがその独特な技法を応用している」と紹介。「絵を描くのに紙と絵具を用いなければいけないと決めた人はいない。すべての芸術家が美術学校を出なければいけない訳ではないように。芸術に国境はない。匠になるには、匠の心を修めるのだ」と結んでいる。

 生き物を飼う、という目的は達成することができないが、夏の涼を求めるということであれば深堀氏の作品はまさにピッタリだ。すでに北京など華北地域においても最高気温が30度前後に達しているという。中国でも多くの人びとが、これらの作品に涼感を覚えることだろう。そして、その精緻さや迫真ぶりに驚き、感嘆するに違いない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)