「住まいは人を表す」とはよく言ったもので、その人のライフスタイルや生活観念は家を見れば分かるものだ。中国メディアの捜狐はこのほど、「日本住宅5棟の平面図、間取りでは中国に50年遅れている」と題して、日本と中国農村部の住宅を比較する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 「住まいは人を表す」とはよく言ったもので、その人のライフスタイルや生活観念は家を見れば分かるものだ。中国メディアの捜狐はこのほど、「日本住宅5棟の平面図、間取りでは中国に50年遅れている」と題して、日本と中国農村部の住宅を比較する記事を掲載した。

 記事はまず、「日本と中国の農村部の住宅は似ている」と主張。中国の住宅は都市部の高層マンションと、農村部の一戸建てとで大きく2つに分けられるが、作者からすると、日本で一般的な一戸建ての家を見ると、中国の「農村」をイメージするらしい。

 ではどこが似ているというのだろうか。記事によれば、建設工法や施工を自分で決める点が似ているという。マンションの一室を購入するのとは違い、一戸建てを建てるには建物の構造を決めなければならないからだ。しかし建材には大きな違いがあり、中国農村部の一戸建てはレンガ造りなのに対して、日本の住宅は木造が多く、鉄構造、鉄筋コンクリート構造も一部で使われている。

 また、日本住宅では2階建てが一般的だが、中国の農村部、特に福建・広東・浙江の3つの省では3階建て以上が多く、「日本の住宅を秒殺」すると胸を張った。大きいものが好きな中国人らしいものさしと言える。また、日本の住宅5棟の間取り図を紹介して、「中国が圧勝だ」と豪語。その理由は、玄関や階段の位置が「風水的にタブー」であることだ。中国人にとって、使い勝手の良さや住みやすさよりも風水はさらに重要なことのようだ。

 また、日本で人気のオープンキッチンも「あまりに非合理的」とばっさり。生活習慣の違いが良く表れた指摘だと言えそうだ。まず、油を多用する中国料理はオープンキッチンに不向きと言える。キッチンのみならず、リビングまで油っぽくなってしまうためだ。また、2世代、3世代同居が当たり前の中国農村部と違って、核家族の多い日本では、子どもの様子を見ながらキッチンに立てて、家族とのコミュニケーションも図れるオープンキッチンは魅力的かつ合理的だ。

 隣国とはいえ、外国の住宅とでは構造や間取りに違いがあるのは興味深いことである。良し悪しというよりも、生活習慣と価値観の違いが住まいに表れていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)