日本では若者の自動車離れという言葉を耳にする機会が多いが、中国の若者にとって自動車を所有することは一種のステータスのようで、多くの若者が自動車を購入している。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本では若者の自動車離れという言葉を耳にする機会が多いが、中国の若者にとって自動車を所有することは一種のステータスのようで、多くの若者が自動車を購入している。中国メディアの和訊網はこのほど、中国では多くの若者が自動車を購入するためにローンを組んでいる現状を伝える一方、自動車を購入したことを後悔する若者も増えつつあると伝えた。

 記事は、1990年代生まれの中国人は中国で「90後」と呼ばれていることを紹介。「90後」の若者たちは自動車を購入したいと願いながらも、月給は3000-6000元(約5万円-10万円)ほどと、自動車を購入できるほど十分な給料を得ていない世代であると紹介した。社会に出て日が浅い90後の若者たちには十分な貯蓄があるはずもなく、自動車を購入するためにはローンを組むほかに手段はないと伝え、「彼らは自動車の所有欲が強すぎる」と論じた。

 続けて、自動車を購入したことを後悔する若者たちが増えていると伝え、その理由は「後先を考えずに自動車だけを購入してしまい、ローンの返済だけで収入が消えてしまうことにある」と指摘。また、中国では多くの都市で自動車が増えすぎて渋滞が深刻化しているが、こうした都市では地下鉄も整備されており、地下鉄を利用したほうが便利だという現実的な問題もあるようだ。

 記事は、日本やドイツでは自動車はあくまでも「足の代わり」に過ぎず、中国のように資産や身分をひけらかすツールではないことを指摘。日本の若者にとって良い車に乗ることがステータスだった時代は確かに存在したが、日本ではすでに時代は変わったと言えるだろう。今日の中国はかつての日本と同様に、良い車を所有することがステータスであるわけだが、自動車を購入して後悔する若者も増えているという事実は、中国でも時代が変わりつつあることを示しているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)