中国では近ごろ、中国高速鉄道の車内販売の弁当の質を高めるよう求める声が高まっている。引き合いに出されるのは主に日本の駅弁であり、日本の駅弁の質の高さを称賛すると同時に、中国高速鉄道の弁当を「不味すぎる」、「高すぎる」などと批判するメディアも増えている。(イメージ写真提供:(C)Sakarin Sawasdinaka/123RF.COM)

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 中国では近ごろ、中国高速鉄道の車内販売の弁当の質を高めるよう求める声が高まっている。引き合いに出されるのは主に日本の駅弁であり、日本の駅弁の質の高さを称賛すると同時に、中国高速鉄道の弁当を「不味すぎる」、「高すぎる」などと批判するメディアも増えている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の駅弁のみならず、台湾高速鉄道の弁当も中国に「完勝」であると指摘したうえで、台湾では駅弁が売り切れになるほど人気であることを紹介した。

 記事は、台湾高速鉄道の駅で販売されているという弁当の写真を数多く掲載しつつ、「弁当にはご飯だけでなく、たくさんの量の野菜や肉、卵、魚などが盛りつけられている」と指摘。味もおいしいうえに100台湾ドル(約336円)ほどと、中国高速鉄道の弁当よりも大幅に安いことを指摘した。

 続けて、台湾の駅弁を実際に食べたことのある中国人からの評価も「非常に高かった」ことを伝え、価格は安く、味も美味しいとなれば「売り切れになるほど人気が出るのも当然」と論じた。

 また記事は、駅弁といえば「本場である日本の弁当を紹介しない訳にはいかない」とし、日本の駅弁の凄さは「土地によって内容が異なり、その土地の特産品が多く盛り込まれていること」を挙げた。また、日本の駅弁は決して安価ではないとしながらも、「地方の名産品が盛り込まれ、極致の造りであることから大人気の弁当もある」と紹介した。

 自国の駅弁についての批判が高まっていることに対し、中国はすでにサービスを含めて改善していく方針を打ち出している。スピード感のある決定は評価されるが、本来は需要と供給の原則に基いて改善されていくべきものだ。官主導でどこまで弁当の質を高めることができるのか、注目に値する。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Sakarin Sawasdinaka/123RF.COM)