ボランチとしてフル出場した井手口。試合を通じて積極的な守備でインターセプトを繰り返したが、失点場面では対応が後手に回った。(C) Getty Images

写真拡大 (全2枚)

【トゥーロン国際・第2節】
U-23日本 0-1 U-23ポルトガル
前半 0-1
後半 0-0
得点者/ポルトガル=オルタ(前半23分)
 
【チーム採点】
日本 5.5
風下に立った前半は強風に苦しめられたとはいえ、フィニッシュに至るラストパスの精度、シュートへ持ち込む意識が低く、最初のシュートまでに38分もかかってしまった。守備面でも、強風の下で個々では互角の攻防を見せたが、失点シーンに象徴されるように相手の連係のスピードに対し、組織として対応しきれなかった。一転、風上に立った後半は積極的な守備で主導権を握り、決定機を量産。ただし、随所に不可解な判定はあったにせよ、フィニッシュの精度不足が連敗を招く結果に。
 
【選手採点】
GK
12 中村航輔 6
失点シーンは難易度の高いボレーでコースを突いてきた相手を称えるべき。それ以外の場面では安定したプレーを継続。風上の後半はほとんど出番がなかった。
 
DF
2 ファン・ウェルメス・ケルケン・際 6
80分を通して球際での激しいディフェンスが光った。後半終盤にはエリア内でのピンチを鋭いスライディングタックルで阻止。クロスの質も悪くなかった。
 
3 三浦弦太 5
前半は風を利用して押し込んでくる相手の圧力に押され、ラインを下げざるを得なかった。後半は守備を固める相手に対し、ビルドアップのパスで工夫を見せたかった。
 
5 植田直通 5
局面では絶対的な強さを見せたが、失点場面では相手のワンタッチパスを駆使した素早い連係に、フィニッシャーまで寄せきれず。後半は相手ゴール前でも脅威になった。
 
13 三丸 拡 6
アグレッシブな攻撃参加を繰り返し、とりわけ後半は貴重な推進力となっていた。守備面では前半こそ後手に回る場面が目立っていたものの、後半は追い風を利してインターセプトも頻発させた。
 
MF
8 大島僚太 5
攻守のバランスをうまくとりつつ、機を見たインターセプトや最前線まで飛び出すプレーで良い流れを作った。ただし失点の場面では相手のペースに巻き込まれ対応が後手になっていた。
 
17 井手口陽介 5
旗色の悪かった前半から豊富な運動量と鋭い読みで、インターセプトを狙い攻撃につなげた。唯一失点の場面でバイタルエリアに隙を作ったのが減点材料。
 
10 矢島慎也 5.5(HT OUT)
敵DFの間に顔を出してよくボールを受け、テンポ良くパスをつなぐ意識を見せたが、風の影響もあり、クロスやラストパスは守備の網にかかる場面が多かった。
 
18 南野拓実 6
前半は序盤から強風を活かして押し込もうとする相手を落ち着いていなし、カウンターの起点となった。後半も持ち前の技術の高さを見せたが、ゴールを奪い切るまでには至らず。
 
 
FW
9 オナイウ阿道 5.5(後半24分OUT)
前半はチームがリズムに乗り切れないなか身体の強さを活かしたポストプレーで、攻撃に推進力を生み出す場面も。後半はゴール前で惜しいシーンも幾つかあったが決め切れず。
 
 
16 浅野拓磨 5.5(後半30分OUT)
38分のファーストシュートは、鮮やかなターンからポスト直撃の惜しいシュート。後半にも自ら持ち込み決定機がひとつ。苦しい場面でこそゴールを奪い切り、チームを助けたかった。
 
交代出場
MF
11 野津田岳人 5(HT IN)
後半立ち上がり2分にいきなり至近距離からの決定的なチャンスを迎えたものの枠を捉え切れなかった。以降もチャンスを作り出す場面はあったが、ブロックを固めた相手を崩しきれず。
 
FW
20 富樫敬真 5.5(後半24分IN)
良い流れで試合には入り込めたが、不用意にオフサイドに引っかかる場面が見られた(うち1回は不可解な判定)。後半38分の左足でのシュートも、まずは枠を捉えたかったところ。
 
FW
19 鎌田大地 -(後半30分IN)
主審の不可解な判定でビッグチャンスをひとつ逃したが、さほど大きなインパクトを与えられないままタイムアップとなった。
 
監督
手倉森誠 5
失点の場面は相手のパスワーク、シュートの質も讃えるべきだが、一方で日本の組織的な守備のポイントもどこか定まっておらず(積極的に奪いに行くのか、ブロックを形成するのか)、バイタルエリアを簡単に使われる形でゴールを奪われた。強風のために前後半でまったく展開が変わってしまうなかで、もう少し前半のゲームプランをはっきりさせたかった。

※試合は40分ハーフ。GKを含めて5人の交代が可能。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。