「お客様は神様」という言葉を、日本の商習慣について紹介する中国メディアの記事で見かけないことはない。往々にして「店員が一方的にへりくだってサービスをする」と受け取られがちだが、実際そうではなく、客と店側との信頼関係が築かれているからこそ「お客様を『神様』として大切に扱う」環境が保たれているのだ、ということは普段日本で生活している人なら分かるだろう。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 「お客様は神様」という言葉を、日本の商習慣について紹介する中国メディアの記事で見かけないことはない。往々にして「店員が一方的にへりくだってサービスをする」と受け取られがちだが、実際そうではなく、客と店側との信頼関係が築かれているからこそ「お客様を『神様』として大切に扱う」環境が保たれているのだ、ということは普段日本で生活している人なら分かるだろう。

 中国メディア・騰訊が18日に掲載した「真実の日本を明らかに」と題した文章のなかで示された、中国人から見た日本社会の特筆すべき事柄60点のなかで、商業上や消費活動における信用についての言及が数多く見られた。

 例えば、「買い物の際に受け取った釣銭を確認しない。少なかったことなどないから」、「買い物で、量をごまかされているという心配をしない」、「店の割引や優待が本当であると信じている」、「水増ししていない価格が明記されているので、値切りはできない」、「安かろう悪かろうは真理ではない。100円ショップにもいいモノが売っている」などだ。

 確かに、普段買い物をする際に釣り銭の数を念入りにカウントしたり、目方売りしている食品などの重さが表示通りか量ったりする日本の消費者はそう多くないように思える。割引や優遇について、しばしば「乗せられた」、「相手の術中にハマった」と思うことはあるが、それは「被害」というレベルの話ではない。ただ一方で、日本国内において全くこのようなことがないと思われてしまっては心苦しい。あくまでも、その割合が今の中国よりは少ない、というだけの話であり、「丸腰」で消費活動に臨めば痛い目にあう可能性があるのは日本でも中国でも一緒なのだ。

 このほか「買ったその場で商品をチェックなどしない。ニセモノがないから」、「海賊版がなくても苦痛ではない」といった、ニセモノや劣悪品に対する言及もあった。特に「買ったその場で商品をチェックする」という中国の消費者の習慣は、日本の空港に大量の段ボールや包装を捨てて帰るという問題にも多少なりとも関連してくるのである。

 そして最後に紹介するのは、「広告を信用している」だ。広告に対する消費者の信用の欠如は、まさに商業者と消費者との間に信頼関係が築かれていないことを象徴する事象と言える。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)