23日、韓国メディアによると、さまざまな国際調査を通し「世界一不幸」と言われる韓国の中高生だが、ある方法でその「幸福感」がアップしたとの研究結果が出た。写真はソウル。

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2016年5月23日、韓国・YTNテレビなどによると、韓国の中高生の登校時間を遅らせたところ、「幸福感」がアップしたとの研究結果が出た。

韓国カトリック大聖ヴィンセント病院の研究チームが、京畿道内の中学・高校各1校の生徒たちを追跡調査した結果、登校を1時間ほど遅らせたことにより子どもたちの幸福感が上がったことが分かった。中学生の場合、全般的な生活の幸福感は10点満点中5.87点だったが、登校を9時に遅らせた2カ月後には6.89点に、1年後には6.92点にアップした。高校生でも、5.60点だった幸福感が2カ月後に6.64点、1年後には6.56点に上がった。

「9時登校」は、14年8月に京畿道内の女子中学で韓国で初めて導入され、以来全国に拡大しつつある。登校が遅くなることで朝食をしっかり取れる子どもが増えるとともに、授業中に眠くならず集中できる生徒が増えるなど、さまざまな好影響が認められているためだ。さまざまな国際調査で「幸福度が最も低い」との結果が出てしまっている韓国の子どもたちだが、今回の試みによって、数字の上でも幸福感がアップしたことが確認された。

これについて、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「これこそ革新だ」
「見せ掛けでなく、生徒や親の健康と利便のための良い制度だと思う」
「生徒が幸せになれる学校をつくることは、大人たちがすべき仕事。いい現象だね」
「高校時代、『0時限目』のために朝食用のリンゴを持って登校したことを思い出した。すべての学校で義務化してほしい」

「まだまだ多くの私立校は朝7時登校だよ。もう少し幸せな生活ができるようにしてあげてほしい」
「たくさん寝れば寝るほど想像力が磨かれるし余裕も生まれる」
「10時登校、4時下校くらいにしてもいいと思う。子どもたちが一人で何かをするチャンスを与えてあげて、入試偏重、詰め込み式の教育から抜け出すべきだ」

「戦闘みたいな勉強よりも、知識の幅と深さを広げる教育、そして道徳的な完成度を高める教育がなされることを願う」
「早く行ったからって勉強の能率が上がるわけじゃないしね」
「先生たちの幸福感も一緒に調べるべきでは?」(翻訳・編集/吉金)