こんなに手間がかかるなんて! ココナッツオイルの伝統的な作り方レポート(1)

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10年ほど前、友人のアテンドで初めて訪れたのが、インドネシアにあるロンボク島でした。当初はサーフィンのために通っていましたが、最近ではサーフィンよりもロンボク島のローカルライフに興味津々。
そして、今回の旅でどうしてもチャレンジしたかったことが、「ココナッツオイル作り」。ココナッツオイルというものがどのように作られているのか、自分の目で確かめてみたいと日々感じていたからです。

ロンボク島の至るところに生い茂るココナッツの木。ローカルたちがココナッツを生活のあらゆる場面に活用しているということは知っていました。
「ココナッツオイルは、どうやって作るの? 伝統的な方法を教えて」という問いに、「一緒に作ろう」とこたえてくれたのは、ローカルの友人・ラスター。ココナッツオイルが手作りできるなんて! と胸は高鳴ります。かくして、気さくでホスピタル精神に溢れた彼のファミリーの協力のもと、ココナッツオイル作りをすることになりました。
木登りでココナッツを収穫

まずはココナッツを手に入れなければなりません。およそ7〜8mほどはある自生するココナッツの木に、少年が木登りをしてココナッツの実をおとします。ココナッツの実(種子)には、ヤングとオールドがあり、ココナッツオイル作りにはオールドココナッツを使います。
ココナッツの皮をむくのは至難の業

とったココナッツのぶ厚い外皮をはいでいきます。ココナッツの数が少ないときはナタで厚い外皮をとりますが、数が多いときは効率よく外皮をはいでいけるように、彼らは身の周りにある用具を工夫して使います。(今回は杭のような太い鉄の棒を使って)「コレ、デキルカナ? タブンデキル、カンターン」とラスターが言うものの、コツと力のいる作業です。

外皮を剥いだ後は、ナイフ(と言ってもナタにしか見えなかった! )で薄い殻を丁寧にとっていきます。これも熟練の技がいる作業。力加減を間違うと、ココナッツが簡単に割れてしまい、この中にあるココナッツウォーターがこぼれてしまうのです。

ラスター、ナイフを使って上手にココナッツを丸裸に。「コレ、ローカル ミンナ デキル。カンターン!」「デモ、タブン アナタ ムズカシイ。」とラスターが言うので、トライしてみると......。ココナッツはあっさり割れて、ココナッツウォーターが流れ出てしまうという事態に! それでも笑って、「グッド・メモリー」と言ってくれる、彼らの心のあたたかさに和むのです。

華麗なるナイフ使いで、薄い殻をとった後は、さぁ、ココナッツウォーターをいただきます。天然のココナッツウォーターは、ココナッツ一つ一つに味も風味も個性があり、市販されているものとは別格。自然界のものは一つとして同じものがないことが当たり前なのだと、思い出させられるのです。

ココナッツウォーターは、ローカルにとっては大切な天然飲料でもあるので、彼らは無駄にしません。飲みきれない分は、ペットボトルに入れて保存しておきます。
そして次は、ココナッツオイルを絞り出す作業に入ります。
>>明日のレポート(2)に続く
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