中国メディア・新華網は20日、「日系車はどうして電動パーキングブレーキを愛用しないのか」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・新華網は20日、「日系車はどうして電動パーキングブレーキを愛用しないのか」とする記事を掲載した。

 記事は、電動パーキングブレーキが便利かつ省スペースという特性ゆえ徐々に普及が進んでいると紹介する一方、「日系メーカーの自動車はあまりなびくことなく、従来のサイドブレーキや、足踏み式パーキングブレーキを守り抜いており、電動パーキングブレーキを採用しない。これはどうしてなのだろうか」と疑問を提起した。

 なお記事は、日本のメーカーが全く電動パーキングブレーキを採用していないという訳ではなく、ホンダやマツダなどでは採用例もあると紹介。しかし、全体的な採用率は低い状況であるとしている。そのうえで、日系メーカーが従来の方式にこだわる背景について3つ示した。

 1つめは、コスト的な要因。従来のパーキングブレーキ方式における構造のコストが1台当たり100-200元(約2000-4000円)の間であるのに対して、電動方式のコストは1000元(約2万円)前後となるため、大きなコスト差があると説明した。これが年間100万台レベルの生産規模となれば、莫大な差になるため電動方式の導入に二の足を踏んでいると分析している。

 2つめは、科学技術をアピールする路線にある欧米に対して、日系メーカーの自動車は快適性や実用性、信頼性を強調する傾向にあるとした。それゆえ、乗り心地にあまり影響を与えない電子方式についても、採用が後回しになっていると解説した。最後の3つめは、日本の自動車製造業界が依然として新技術の利用に対して慎重な姿勢を持っている点を挙げた。

 運転アシストからさらに自動運転といった流れに見られるように、自動車はどんどん便利で楽な乗り物になりつつある。ただ、ずいぶん前から自動車に乗ってきた人の中には、自分であれやこれやと操作する機会や必要が減る傾向に対していささかの寂しさと物足りなさを感じる人も多分にいるだろう。サイドブレーキにしろ、足踏み式にしろ、「グッ」という感覚に安らぎを覚える人だっているかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)