23日、韓国・中央日報は、韓国・ソウルで面識のない女性を惨殺した34歳の男について、警察の捜査での男の供述内容の一部を報じた。資料写真。

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2016年5月23日、韓国・中央日報は、韓国・ソウルで面識のない女性を惨殺した34歳の男について、警察の捜査での男の供述内容の一部を報じた。

男は今月17日深夜、勤務していた飲食店に近い繁華街の公衆トイレで、たまたまやって来た23歳の女性を刃物で繰り返し刺して殺害した。逮捕された当初、男が殺害動機について「いつも女性に無視されていた」と語ったことなどから、韓国では「女性嫌悪」による無差別殺人として大きく報じられている。

こうした中22日、警察は今回の事件について「明確な理由なく被害妄想により犯行を行う『通り魔的犯罪』の一つ、精神分裂病による犯罪類型に該当するもので、女性嫌悪による憎悪犯罪ではない」とする捜査の中間報告を発表した。男は自らも「一般的な女性に対する反感はなく女性嫌悪者ではない」と話したが、犯罪心理分析官との面談では、女性への劣等感や憎しみをにおわせる内容を語っている。

例えば「地下鉄で女の人が肩をぶつけてきたり、(自分を)遅刻させてやろうとわざとゆっくり歩いたりされた」「女がたばこの吸い殻を投げ付けてきた」など。また14年には、通っていた神学校で「女性は自分を苦しめるものだ」という考えを持つに至った。そして今月5日から働き始めた飲食店で、ホールでの給仕から厨房補助の仕事に変更させられたのは「女性が陰で嫌がらせしたため」と思い込んだ。この担務変更は男の衛生状態に客から苦情があったためというが、分析官はこの一件が犯行の背景にあるとみている。

この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せた。

「でたらめを言えば情状酌量になると思ってるんだろう」
「彼は精神病じゃないと思う。韓国人男性のほとんどはこういう認識を持っている」
「こんな理由で減刑したら駄目だ」
「誰でもこういう精神病患者の被害者になり得る。皆さん、頼むから理性的な判断を」

「精神病が治るまで病院で治療を受けるべきだったのでは?」
「この男も不幸な人生を生きてきたんだな。そしてこれからの一生も変わらないだろう。世知辛い世の中で精神疾患の患者は増えている。政治が一日も早く、彼らに対する法的・社会的な措置を取るべきだと思う」

「昔は地域間の摩擦で争ってたけど、今度は性別で争うことになったのか…」
「この殺人犯の目には、なぜ『男が肩をぶつけてくる』とか『男がわざとゆっくり歩く』妄想が見えないのか。ただ女性が弱いから踏みつけようと思っただけだろう」
「死刑にしてくれ。そうすれば模倣犯罪もなくなる」(翻訳・編集/吉金)