新幹線の車内などで購入できる駅弁は鉄道による旅の醍醐味の1つだ。日本の駅弁は土地によって内容や価格が異なり、各地の特産品が数多く盛り込まれている。東南アジアで新幹線と鉄道インフラの受注競争を展開している中国高速鉄道にも弁当の車内販売は存在するが、その内容は非常に単調で、味も悪いうえに価格も高いとして批判の対象となっている。(イメージ写真提供:123RF)

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 新幹線の車内などで購入できる駅弁は鉄道による旅の醍醐味の1つだ。日本の駅弁は土地によって内容や価格が異なり、各地の特産品が数多く盛り込まれている。東南アジアで新幹線と鉄道インフラの受注競争を展開している中国高速鉄道にも弁当の車内販売は存在するが、その内容は非常に単調で、味も悪いうえに価格も高いとして批判の対象となっている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の駅弁は「日本の鉄道文化を構成する要素の1つである」と指摘したうえで、中国の駅弁と比較、「どちらが美味しいかは一目瞭然である」と伝える記事を掲載した。

 記事は、中国高速鉄道の車内で販売されている弁当に対し、「高いくせに単調で不味く、腹を満たすだけの食べ物」というのが中国人の一般的な認識であると指摘する一方、日本の駅弁を見れば、「中国人の駅弁に抱いていた認識が一変してしまう」と伝えた。

 さらに、日本の駅弁の数々を写真で紹介したうえで「四角い箱に日本料理の精髄が濃縮されているようだ」と伝えたうえで、日本を訪れる機会があったら駅弁を堪能すべきと主張。日本では一般的な電車の車内では飲食は禁止されているとしながらも、特別列車や新幹線などは車内で飲食可能であるため、車窓側に座り、日本の美しい景色を楽しみながら駅弁を楽しむことは「旅行の醍醐味」であると指摘した。

 中国で駅弁が発達していないのは一体なぜなのだろうか。中国人はもともと冷たいものを食べない習慣があり、弁当という概念が存在しなかったことも理由の1つと考えられる。弁当は中国語で「便当」と書くが、これは日本語の弁当という言葉が中国に流入したものであることからも、弁当文化が日本から中国に渡ったものであることが分かる。日本は古くから弁当という概念と文化が存在していた国であるため、駅弁の質や内容でも日本が中国に負けるわけがないと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)