21日、台湾の蔡英文新総統の就任演説を受け、中国当局は台湾側に再び圧力をかける発言をした。資料写真。

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2016年5月21日、台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)新総統の就任演説を受け、中国当局は台湾側に再び圧力をかける発言をした。米ボイス・オブ・アメリカ(中国語電子版)が伝えた。

中国政府で台湾問題を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)の馬暁光(マー・シアオグアン)報道官は21日、蔡政権が中台が「一つの中国」原則を認めたとする「92年合意」を明確に受け入れない限り、台湾側の行政院大陸委員会との対話・連絡メカニズムを中断すると表明した。

蔡総統は20日の就任演説で、「92年に中台が会談した歴史的事実を尊重する」と述べるにとどめ、「92年合意」と「一つの中国」原則には触れなかった。国台弁は同日、声明を発表し、蔡氏の演説は「一つの中国」原則を明確に認めるものではなく、曖昧な立場を示していると指摘。台湾が独立志向を進めていくのであれば中国は断固反対すると主張していた。

馬報道官は21日の会見で、「92年合意という政治的基礎の堅持を確認して初めて(対話を)継続できる」と再度強調した。(翻訳・編集/柳川)