20日、韓国の朴槿恵大統領が韓国ドラマなど韓国ならではの文化コンテンツにより多大な経済効果がもたらされると発言したが、韓国のネットユーザーからはこれに冷ややかなコメントが寄せられている。写真はドラマ「太陽の末裔」のシーン。

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2016年5月20日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、韓国ドラマなど韓国ならではの文化コンテンツが多大な経済効果をもたらすと発言した。韓国・マネートゥデイなどが報じた。

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朴大統領は、この日京畿道で開かれた「Kカルチャー・バレー(K−Culture Valley)」の起工式の祝辞で「創造的な文化コンテンツをつくり世界的な文化を先導することが、私たちの将来に向けた成長動力の核心の一つになる」と述べた。

また、「文化コンテンツはそれ自体も優秀な輸出商品だが、間接的な付加価値の創出でもわれわれの想像を超えている」として文化コンテンツの重要性を強調、優れた商品の一例としてドラマ「太陽の末裔(まつえい)」を挙げた。

「太陽の末裔」は、最近韓国と中国で放送されヒットした韓国ドラマ。大統領は、この作品自体の輸出額が100億ウォン(約9億2000万円)に上ったほか、「ドラマに登場した自動車、調理道具などの輸出増加で1兆ウォン(約920億円)の経済効果と4000人余りの就業誘発効果がもたらされた」と聞いているとし、こうした文化コンテンツは「国家ブランドまで高める『最高の孝子(孝行息子)商品』」だと絶賛した。

これについて、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「4000人が志願入隊でもしたのかな?」
「朴大統領が職を退いたら、その経済効果は4000億ウォン(約370億円)以上だ」
「その4000人には最低賃金すら払われていないだろう」
「やっぱりおばさんはおばさんだね」

「政府が経済を再生することを考えもせず、ドラマによる一時的な効果ばかり強調している。自分でやったことは一つもないくせに」
「大統領には本当にあきれるよ。国民を幼稚園生か何かのように思ってるみたいだ」
「ドラマを見る暇があるなら、国がどうなってるかをちゃんと調べてくれ」

「『太陽の末裔』がものすごく気に入ったみたいだね。これで何回話題に上っただろう?」
「李明博(イ・ミョンバク。前大統領)が聖君に思えてきた」
「とにかく『創造』と言い続けて任期を終えそうだな」
「こういう商業的なドラマもいいけど、優秀なコンテンツであるドキュメンタリーや大河ドラマみたいなのももっと見たいな」(翻訳・編集/吉金)