プロが教える!五月病にならないためのコツ3つ【憂鬱に負けない♯1】
新しい部署の仕事や新しい人間関係にもそろそろ慣れて来た頃、緊張が少しほぐれると同時に、ストレスを感じ始めることは無いでしょうか。
軽く鬱気味だなと感じたら、ちょっと自分の意識を変えることを試してみましょう。
今回は心理カウンセラーの筆者が、ストレスを感じやすい時期を乗り越える具体的な方法についてお伝えします。
■1:何を食べているか意識する
何か問題を抱えて悩んでしまったり、自分らしく生きてないと感じるときこそ人として基本に戻ることが大切です。“当たり前”を見直す時期なんですね。
一度足元に視線を落とし、生活の中のおざなりになっている所をひとつひとつ心を込めて拾い上げていきましょう。
一番に見直すべきは毎日の食事です。
今あなたが口にしているもので、未来のあなたが作られます。ですから、本来なにを選択するかは重要課題なのです。
忙しくて手抜きをしていたり、間に合わせに選んでいたものに今一度意識を向けてみましょう。せめて休日だけでも身体にいいものをチョイスしてみてくださいね。
特に鬱気味の方は、意識して肉や魚などのたんぱく質を摂りましょう。
■2:生活のリズムを意識する
日々仕事に追われ、不規則な生活を強いられていらっしゃる方も大勢いらっしゃると思います。
ぜひ、その毎日に耐えている自分の身体の声に耳を傾け、改善出来ることを探してみてください。そして何か1つ改善できたら、わずかでも“自分は幸福な人生に近づいた”と思って下さい。
良くない状況をいつまでも人のせいにしたり、工夫や努力は無意味だと思ってはいませんか。もしそうなら、なおさら毎日疲れを感じやすくなってしまいます。
また、毎日1か所でいいので、部屋の中を整理したり掃除したりするのも心が整います。これはあまり気合を入れずに、何かのついで感覚で短時間でやるのがコツですね。
■3:今抱えている問題を意識する
今現在のあなたの一番の悩みは何でしょうか。
それは本当に耐えがたい深い問題かもしれません。でももしかしたら、見方を変えることによって自分の成長のための時間や未来の幸福への懸け橋なのかもしれません。
もし可能なら一度開き直って、深く悩むことを一旦中断し空を見上げてみましょう。
そして「お前は本当に毎日良くやってるね」という言葉を自分にささやいてみて下さい。
いかがでしたか? 食事に気をつけ、規則正しい生活をし、くよくよ思い悩むのをやめると、実は便通が整います。
お腹の調子が悪ければ、強気で明日に挑んで行くことはできません。お腹の調子を整えることは、自分の気力を維持するとても大切なポイントです。
鬱気味になってしまったときも、鬱を直そうと頑張るより、“便通を整えよう”と意識した方が近道になることがよくあるのです。
次回は1つ1つの仕事に、達成感や充実感を味わう方法についてお伝えします。お楽しみに!
【筆者略歴】
※ 波登かおり ・・・ 心理カウンセラー。『自己肯定観向上プログラム』を確立。セルフコントロール“自分の元気の作り方”を提案している。著書『1分間元気チャージ』幻冬舎他。
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