2015年に中国人旅行客が日本で温水洗浄便座を爆買いしたのは記憶に新しい。中国でも温水洗浄便座は家電量販店などで販売されているほか、中国メーカーも日本メーカーのものより安い価格で販売している。それなのになぜ中国人旅行客はわざわざ日本で爆買いしたのだろうか。

 中国メディアの中潔網はこのほど、中国人旅行客が温水洗浄便座やドライヤーなどの日本製品を購入するのは「日本製品の質を信頼しているため」であると論じる記事を掲載した。

 記事は、まず米国生まれの温水洗浄便座が日本で進化し、今では臀部の洗浄機能のみならず、便座の保温機能、温風機能、殺菌機能、便ふたの自動開閉機能、光触媒による抗菌、防臭などの付加価値がもたらされたと紹介。各種イノベーションによってもはや温水洗浄便座はただの便座ではなくなったと指摘し、「消費者に清潔さを提供するだけでなく、消費者の健康を改善する製品となった」と論じた。

 続けて、中国の消費者が日本メーカーの温水洗浄便座を購入する秘訣を探るためとして、温水洗浄便座を分解しながら日本製品の品質の高さを分析。同じような造りに見えても、細部までしっかりと造りこんであるのが日本製品であるとし、その証拠に他国の成否にに比べて故障率が低いと指摘、「消費者はメンテナンスや修理のことを心配せずに使用できる」と評価した。

 また、こうした造りの細かさが消費者から高く評価され、クチコミとなって中国の多くの消費者を日本での爆買いに突き動かしたのではないかと分析。中国の消費者が中国製品を購入しないことに対し、「中国メーカーは消費者に不満をぶつけるべきではなく、手抜きによる製品づくりを反省し、日本企業に学ぶべきである」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)