中国メディアの株洲信息港は18日、中国人が日本で気まずい思いをしないために、日本の習慣やマナーについて紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの株洲信息港は18日、中国人が日本で気まずい思いをしないために、日本の習慣やマナーについて紹介している。

 記事は「日本にはお辞儀によって互いへの礼儀を示す多くの機会がある」と紹介し、まずお辞儀の仕方を説明。目上の人に対しては「相手が頭を上げてから自分も頭をあげる」必要があると説明。また良く知っている人と会ったときは「2秒から3秒」ほどお辞儀をするが、もし偶然に親しい友に出会ったときは「腰を曲げる時間をもう少し長めにとる」と説明した。

 日本人でもこうしたルールに則って、お辞儀をしている人がどれだけいるかは定かではないが、記事はこうした説明を通じて、日本のお辞儀は単に頭を下げるという所作にとどまるのでなく、自分の心の中の敬意や友情を「状況」や「相手」に合わせて表現できる細やかさを持った礼儀作法であることを読者に紹介している。

 中国の日常生活においては日本のようにお辞儀をする習慣はない。それでも中国人にとってお辞儀は心の琴線に触れる礼儀の表現であり、実際に日本旅行を通してこの習慣に接した中国人のほとんどは、日本人を礼儀正しい民族として高く評価している。

 記事はさらに「日本人を決して名前で呼んではいけない」と説明し、日本人の場合、名の使用は家族か親しい友人の間に限られると紹介した。この指摘の意図は、中国の習慣のように名を呼び捨てで使用してはいけないという意味だ。さらに敬称として相手の姓のあとに「さん」を付けるように読者に勧めた。

 日本の「さん」に相当する中国の敬称は「先生」だが、日常生活の中でこの敬称を使うのは大抵の場合は初対面の時に限られる。例えば相手の姓が王の場合、それほど年齢が高くなければ「小王」、年齢が高ければ「老王」と呼ぶ。日本語では「老」という言葉にはポジティブなイメージはないが、中国では尊敬の気持ちも含まれた言葉になる。また、職場の同僚などの間では相手の名を呼びあうのが普通だ。例えば名が「太郎」なら、そのまま「太郎」と呼び捨てる。太郎ちゃんあるいは太郎さんと呼んだりはしない。

 姓の種類が多い日本と異なり、中国の場合は同じ姓の人が多い。従って姓で呼ばれるよりファーストネームで呼ばれる方が親近感を感じるようだ。「日本人を決して名で呼んではいけない」と記事が注意するのは、こうした文化の違いによる。善意による行為でも相手を不快にさせてしまうのはよくあることであり、こうした誤解を未然に防ぐ点で記事の指摘は大変有用だといえる。親しくない人から名を呼び捨てにされるのは、確かに日本人にとってはかなりショックが大きい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)