ネガティブな感情との付き合い方 後編【マインドフルネスでいまを生きる】

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わたしの例に話を戻すと、今のわたしにとってこの状況は生活に支障はなく(ぐっすりお昼寝もできるし、原稿も書けます)、窓を開けた状態でスカイプ会議ができない時間帯がある、ということくらいです。そのため、特に感情は揺れません。でも、もしわたしが自宅で個人セッションをしようと思っていたとしたら、子どもたちの声を聞いたときにイライラしたり不快に感じたりするかもしれません。なぜって、個人セッションでは静けさを大事にしているからです。
そう、何かにNOと言っているということは、つまり何かにYESと言っているということなのです。うるさい(NO)と言っているということは「静けさ」や「落ち着き」にYESと言っている、つまりそれらを大切にしているということ。そのYESに目を向けることは「ネガティブ」な感情との付き合い方が変わるきっかけになるかもしれません。「ネガティブ」と言われている感情は、自分の中のYESを気づかせるためのシグナルでしかなく、本来感情にはネガティブもポジティブもないのです。
自分の中のYESに気づくためには、感情を認知することが必要になります。感情が動くときは、身体も反応します。その身体の感覚も認知し、その感覚を味わってみます。これはつまり、感情がわいてきたときにマインドフルである、ということです。すると、自然とYESが浮かび上がってくるような感じがあります(頭で考えないことがポイントです)。そのYESがわかれば、むやみに感情に振り回されることなく具体的な行動がしやすくなります。たとえば静けさが必要であれば、静かなところに行く、耳栓をする、窓を閉める、など静けさを得る方法はいろいろあります。
自分を大切にするためには、自分が大切にしていることを知る必要があります。そしてそのためには、感情を認知することが鍵になるのです。
今日の一枚:
打ち寄せては引いていく波のように感情も来てはまた去っていきます。その波にたゆたうように、ただ感情を身体で感じること。それが感情から自由になる手っ取り早い方法です。
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