22日、韓国・東亜日報はこのほど、ソウルの男女共用トイレで起こった女性刺殺事件を受け、韓国の繁華街などにいまだ多いこうした公衆トイレが性犯罪の危険地帯となっていると報じた。資料写真。

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2016年5月22日、韓国・東亜日報はこのほど、韓国の繁華街などにいまだ多い男女共用の公衆トイレが性犯罪の危険地帯となっていると報じた。

17日深夜、ソウルの繁華街の雑居ビル内にある公衆トイレで、20代の女性が見知らぬ男にめった刺しにされ死亡する事件があった。女性は1階の飲食店に客として訪れており、2階にあった男女共用のトイレを利用した際に襲われたとみられている。

男性用の小便器の奥に男女共用の個室を配したタイプの男女共用トイレは、韓国の都市部でも珍しくない。同紙がソウル市内で飲食店の多い江南駅周辺や新村などのトイレを調べたところ、約3割が男女共用だった。個室には鍵が掛かるものの、公衆トイレ自体の扉には鍵がないか壊れていることも多く、女性が利用するにはなかなか勇気が要る。24歳の女性会社員は、個室で用を足している間に酒に酔った男性が数人で入ってきて「出てこい」と怒鳴られたという恐怖の体験を語った。

韓国の警察庁によると、地方自治体や公共機関が設置した公衆トイレにおける犯罪のうち、性的暴行や強制わいせつなど性関連の事件の比重は毎年上がっており、14年には1795件中835件(46.5%)が性犯罪だった。民間のビルなどにある男女共用トイレでの事件を含めれば、件数はより増えるとみられる。韓国の法律では、一定以上の面積の施設で男女別のトイレを設置するよう定められている。しかしこの法律は04年以降に建設された建物のみに適用されるため、これ以前の建物では改修費用の問題で男女別トイレの設置が進んでいないのが現状だ。

これについて、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「男女共用のトイレはなくしてしまえ」
「男女共用トイレは男の僕でも気まずい。女性はなおさらだろう。国にもう少し気を遣ってほしいものだ」
「男の僕からしても、飲み屋のトイレの改善は至急の問題だと思う」

「トイレを男女分ければ性犯罪がなくなるのか?今回の事件だってトイレの問題じゃなくてその殺人犯が問題だろう」
「殺人者の問題をトイレの問題にしてる。おかしい」
「事件はトイレの問題じゃなくて、精神異常者の問題だけど?」

「なんと…いまだに男女共用トイレがある国が、この地球上にいくつあるだろう?」
「あれもこれも、びくびくしないといけない怖いことが多い」
「開発途上国じゃないんだから、トイレは男女はっきり分けようよ。男女別に作るスペースがない業者は、業種に関係なく許可を取り消して廃業させるべきだ」(翻訳・編集/吉金)