【日本代表プレビュー】リオ五輪本番に向けた“チャレンジ”の大会へ《トゥーロン国際大会》

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▽U-23日本代表は21日(土)、第44回トゥーロン国際大会のパラグアイ代表戦に臨む。8月のリオ五輪に向けて、最後の国際大会に臨む手倉森ジャパンにとって、結果も重要ながら、選手選考という点でも大きな意味のある大会が開幕する。

◆リオ五輪を想定した初戦

▽リオ五輪まで2カ月半を切った状況で、チームとして国際大会を戦えることは大きいだろう。本大会までに多くの試合をこなすためには、このトゥーロン国際大会でもグループステージを突破する必要がある。上位2チームに入らなければ4試合で終わってしまうため、初戦という難しい状況でも、しっかりと勝利を目指したい所だ。

▽リオ五輪で対戦するコロンビアとパラグアイの戦い方は同じではないものの、南米大陸の国として、リズム感や狡猾さという点で似た特徴を持っているはずだ。まずは、しっかりと自分たちのペースで試合を進めること。そして、勝利を掴むことを目指したい。

◆負傷者続出の中で…

▽なんといっても、このチームが抱える大きな問題は負傷者の多さだ。リオ五輪の出場権を掴んだAFC U-23選手権で主力を務めた、DF室屋成(FC東京)、DF奈良竜樹(川崎フロンターレ)、DF山中亮輔(柏レイソル)、MF中島翔哉(FC東京)は戦線離脱中。また、FW久保裕也(ヤング・ボーイズ)も今大会の出場を辞退している。

▽一方で、新戦力の台頭も期待される大会だ。先日のガーナ戦で初出場、初ゴールを決めたFW富樫敬真(横浜F・マリノス)。招集を受けているものの出場機会があまりなかった、GK中村航輔(柏レイソル)やFW鎌田大地(サガン鳥栖)も注目だ。また、AFC U-23選手権を負傷で欠場したMF野津田岳人(アルビレックス新潟)の奮起も期待される。

▽さらに、負傷で五輪が絶望的なDF奈良に代わって招集されたDF三浦弦太(清水エスパルス)や、ケガ人が続出しているサイドバックの新候補に挙がっているDFファン・ウェルメスケルケン・際(ドルトレヒト)、DF三丸拡(サガン鳥栖)らの新顔の活躍にも注目したい。五輪を含めた国際大会では、新たな戦力の活躍がカギを握ることが多く見られる。その様な可能性を秘めた選手を見つけられる大会でもあるだろう。

◆“結果”よりも“チャレンジ”を

▽リオ五輪に向けて結果を残しておきたいところだが、今大会は“チャレンジ”の気持ちで臨んでもらいたい。敗戦が続いたとしても、本番は2カ月以上先の話であり、現時点では課題を多く見つけることも重要になるだろう。

▽本大会に向けたメンバー選考という観点も残されている状況だが、起こり得る様々な状況を想定し、選手の組み合わせ、試合中の戦い方の変更など、手倉森監督にも“チャレンジ”の気持ちで望んでもらいたい。もちろん、ピッチに立つ選手たちにも“チャレンジ”は必要だ。18名という限られた枠に入るための気持ちを表現して欲しい。

▽まずは、自分たちの現在地、そして現時点での力を把握するための大会。初戦であるパラグアイ戦は21日の23時15分にキックオフだ。