林奏延・衛生福利部長

写真拡大

(桃園空港 21日 中央社)スイス・ジュネーブで23日から開かれる世界保健機関(WHO)総会に出席するため、林奏延・衛生福利部長(衛生相)が20日夜、台湾桃園国際空港を出発した。林氏は総会で中国大陸から妨害を受けた場合の対策について、「我々は様々な案を用意している。ただ、譲れない一線は明かせない」と語った。

台湾は、中国大陸との融和路線を採った中国国民党・馬英九政権1期目中の2009年から、オブザーバーとしてWHO総会に出席。だが、台湾独立志向を持つ民主進歩党政権が発足する直前に届いた今年の招待状には、例年とは異なり「一つの中国」の原則に関する記述が加えられていた。

中国大陸は、先月ベルギーで開かれた経済協力開発機構(OECD)関連の国際会議で台湾代表団を出席させないよう主催国に要求するなどしており、WHO総会の期間中にも、新政権に原則の受け入れを迫る大陸側が圧力をかける可能性がある。

林氏は、今のところ中国大陸に新たな動きはないとしながらも、状況を見て措置を取るとしている。

(邱俊欽/編集:杉野浩司)