中国大陸から圧力受ける台湾、WHO総会出席に向け「対策を用意」

台湾は、中国大陸との融和路線を採った中国国民党・馬英九政権1期目中の2009年から、オブザーバーとしてWHO総会に出席。だが、台湾独立志向を持つ民主進歩党政権が発足する直前に届いた今年の招待状には、例年とは異なり「一つの中国」の原則に関する記述が加えられていた。
中国大陸は、先月ベルギーで開かれた経済協力開発機構(OECD)関連の国際会議で台湾代表団を出席させないよう主催国に要求するなどしており、WHO総会の期間中にも、新政権に原則の受け入れを迫る大陸側が圧力をかける可能性がある。
林氏は、今のところ中国大陸に新たな動きはないとしながらも、状況を見て措置を取るとしている。
(邱俊欽/編集:杉野浩司)
