台湾メディア・中国時報電子版は17日、日本をワーキングホリデーで訪れた台湾人による、賃貸住宅の利用状況があまりにもひどいとする書き込みがFacebook(フェイスブック)上に出現し、物議を醸していることを報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 台湾メディア・中国時報電子版は17日、日本をワーキングホリデーで訪れた台湾人による、賃貸住宅の利用状況があまりにもひどいとする書き込みがFacebook(フェイスブック)上に出現し、物議を醸していることを報じた。

 記事は、Facebook上の「日本のワーキングホリデー就職専門家」という中国語ページに16日、「どうりで日本では部屋を借りにくくなっているわけだ」として、台湾から日本にワーキングホリデーにやってきた人の賃貸住宅の使い方が「最低レベル」であると説明したことを紹介。書き込みでは7枚の写真とともに、9つの問題点が指摘されていたと伝えた。

 指摘された問題点は、大量のゴミを部屋に残したまま帰国する、家賃を連続して滞納する、引き払ったと偽ってコッソリ戻って住み続ける、契約をしてから「下の階はもっと安いぞ」などと騒ぐ、期間満了時に悪意を持って電気機器を壊す、大騒ぎして近隣住民から幾度も苦情を出されるも、その都度否定する、専用のゴミ袋を使わずにゴミを捨てるなどといったものだ。

 書き込みではさらに、仲介者からみた台湾人利用者の態度の悪さに加え、日本人の大家からも「台湾人は最低レベル」といった怒りの声も出ているとの記述が見られた。また、「君たちは自分を代表しているのではない。国を代表しているのだ」、「最近は無責任な輩が多い」といった文句も書き込まれていた。

 記事は、この書き込みに対して他のネットユーザーから「台湾の教育の失敗によりこんな人が多いけれど、ちゃんと教養のある人もいる(ことは分かってほしい)」、「以前は台湾人は礼儀がしっかりしていたのに、どんどんダメになっている」、「本当に恥ずかしい」といったコメントが寄せられたことを伝えている。

 日本人であっても、賃貸住宅の利用の仕方があまりに悪く、大家や管理会社とトラブルを起こすケースは少なくない。今回の書き込みだけで「台湾人はダメ」という印象を持つのはあまりにも早急と言わざるを得ない。ただ、このようなタチの悪い利用者が一部にいることは事実であり、引き続き台湾においても、日本においても、居住者の生活マナーについて引き続き教育、啓蒙していく必要がある。比較的良好な台湾と日本との民間交流をさらに発展させるためにも、その努力を怠ってはいけないのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)