小学生のころ、重いランドセルにびっしり詰め込んで家と学校を往復していた、各教科の教科書とノート。ちょっと授業が退屈で、教科書の挿絵や写真にいたずら書きをして楽しむクラスメイトもいた。中国メディア・駆動之家は18日、そんな日本の小学校の教科書に「思いもよらぬ」大きな変化が起きていることを紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 小学生のころ、重いランドセルにびっしり詰め込んで家と学校を往復していた、各教科の教科書とノート。ちょっと授業が退屈で、教科書の挿絵や写真にいたずら書きをして楽しむクラスメイトもいた。中国メディア・駆動之家は18日、そんな日本の小学校の教科書に「思いもよらぬ」大きな変化が起きていることを紹介する記事を掲載した。

 記事は、「小学生のカバンが重い問題を解決する」ため、日本政府が2020年より「電子教科書」を全面的に採用し、紙ベースの教科書の代替とすることを決定したと伝えた。この伝え方はかなり誤解を招くものと言える。実際には文部科学省が20年に電子教科書の利用をスタートし、紙ベースの教科書と併用するという案を示しただけの段階であり、政府による正式決定でない。そして、導入後も直ちに紙の教科書を廃止するという構想でもないことには注意が必要だ。

 また、東京にある一部の学校ではタブレットパソコンを教科書代わりにした授業の試みがすでに行われていること、総務省も電子教科書の普及に向けた環境整備を進めるべく、全国の小中学校に無線LANを普及させる方針を示したとも伝えている。さらに、学校における無線ネットワーク環境は、地震や台風などの災害発生時に避難している被災者にインターネット通信の環境を提供するという意味でも役に立つことを併せて紹介した。

 記事は「全く思いもよらぬ」と電子教科書導入への動きを伝えているが、中国においてそのような動きが全くないわけではない。中国国内の小学校でも、タブレット端末を小学校の授業に取り入れる試みが各地で行われている。そして、導入の是非を巡る議論も盛んに行われているのである。動きとしては、むしろ中国の方が早いかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)