20日、環球時報によると、米紙が中国の医療の新たな脅威について報じている。写真は鎮江で発生した医療事件の現場。

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2016年5月20日、環球時報によると、米紙が中国の医療の新たな脅威について報じている。

米紙ニューヨーク・タイムズは19日、「中国の医者の新たな脅威:怒りに燃える家族」と題する記事を掲載した。中国のある病院の医師・王俊(ワン・ジュン)さんは18日、行列を作る患者の診察に忙しく当たっていた時、突然、頭部を殴られた。王さんを襲ったのは診察の順番待ちをしていた患者の家族だった。

王さんは、中国のすべての病院関係者が懸念する問題の被害者のうちの一人だ。その問題とは、患者の家族の医療システムに対する不信感だ。もし、患者が粗野に扱われたりないがしろにされたと感じると、彼らは医者や看護師を侮辱したり、暴力を振るったりする。前出の王さんは治療の甲斐なく、その日のうちに亡くなった。

2014年には中国全土の病院で4599件の事件が起きており、このうち、患者の家族が怒りにまかせて攻撃した事件も少なくない。中国医師協会によると、医療従事者の6割が言葉の暴力を受けたことがあり、13%が身体的な危害を加えられたことがあると回答しているという。中国政府は院内暴力撲滅に取り組む姿勢を示しているが、多くの医者や看護師が依然として不安を抱きながら仕事をしている。(翻訳・編集/北田)