中国のネット上では日本に対して「小国」だと蔑む一方で、「中国をはるかに上回る先進国」だと称賛する声も多い。つまり、日本に対する評価や見方、見解が人それぞれ大きく異なっており、そのブレ幅も極めて大きいのが現在の中国における対日観だと言えよう。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のネット上では日本に対して「小国」だと蔑む一方で、「中国をはるかに上回る先進国」だと称賛する声も多い。つまり、日本に対する評価や見方、見解が人それぞれ大きく異なっており、そのブレ幅も極めて大きいのが現在の中国における対日観だと言えよう。

 中国メディアの東方頭条はこのほど、日本に対する独自の見解を示す記事を掲載。中国における一般的な対日観ではないにしても、中国のネット上ではしばしば目にする意見がまとめられている。

 記事はまず日本という国は「経済や科学技術が発達した国だが、他国に制御されている」と指摘。これは日本が米国の意向に逆らえないと揶揄(やゆ)したものだ。さらに、大きな野心を持ちながらも、極東の島国に甘んじているのが日本人であり、極東の島国で石油やレアアースのような戦略資源もないのに世界の覇者になりたがるのが日本だと論じた。

 さらに、日本は経済が発達し、人びとは希望に満ちた人生を送ることができるはずなのに、なぜか失望や悲観論が満ちているのが日本社会であり、豊かで安定した社会が実現できているのに、軍事的野心を捨てずに自ら戦争へと突き進もうとするのが日本だと主張した。この軍事的野心という表現の背後には日本が集団的自衛権の行使容認が閣議決定されたことなどがあると見られる。

 中国ではこの記事にあるような主張を目にする機会は少なくない。特筆すべきは、中国ネットユーザーの意見ではなく、大手メディアが同様の論調で日本を批判することがあるということだ。当記事の主張が中国における一般的な対日観ではないにしても、一部の中国人はこのように考えていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)