18日、韓国・ノーカットニュースは、旅客船セウォル号の惨事から2年を機に先月開館した「セウォル号一般人犠牲者追慕館」の運営について、遺族らから反発の声が上がっていると報じた。写真は15年8月、ソウル市内の追悼テント。

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2016年5月19日、韓国・ノーカットニュースは、旅客船セウォル号の惨事から2年を機に先月開館した「セウォル号一般人犠牲者追慕館」の運営について、遺族らから反発の声が上がっていると報じた。

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追慕館は、セウォル号惨事から丸2年となった先月16日、仁川市に開館した。一般の犠牲者41人の遺影や遺骨を安置した施設で、いわば墓地としての意味合いを持っているほか、併設の展示室ではセウォル号内部の映像や船の模型展示も行っている。建設には国費30億ウォン(約2億8000万円)が投じられ、開館式は政府要人が列席し大々的に行われたのだが、施設は開館の翌日から「不定開館」状態が続いている。開館から1カ月がたっても、いまだ運営主体が決まっていないためだ。

遺族や一般の弔問客が訪ねても閉館していることが多く、多数の遺族の墓参が予想された韓国の「父母の日」(5月8日)にも扉は閉じられたまま。とうとう遺族側の対策委員会がしびれを切らし、今月11日に対策委の事務室を追慕館内に移転、遺族自らが施設を半ば管理する事態になっている。現在、平日は対策委のメンバーが犠牲者の遺骨を守っているが、週末には管理する人間がいなくなり、施設を閉めざるを得ない状況となっている。

この報道に韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられたが、追慕館の設置自体に疑問を投げ掛ける声が目立つ。

「そもそもなぜこんな物を造ったの?」
「その30億ウォンがあれば、若者の仕事を300人分はつくれたはず」
「遺族がまた騒いでるのか?あれだけの補償金をもらったんだから、みんなで力を合わせて施設を維持すればいいじゃないか」

「追慕館の建設なんて誰が認めた?国民は許可してない」
「もう何も言えない」
「まるで立派な国の英雄が犠牲になったみたい」
「もともとは政府が救助に失敗したんだから、政府の金でやってくれ」

「これで追慕館が造られるなら、韓国にはもう数千の追慕館ができているはずだ」
「追悼ねえ…気の毒なのは確かだけど、僕が彼らのことまで追悼しなきゃいけないのかな」
「追悼するならそれぞれ家でやればいい」
「建てる前に、管理はどうするつもりだったのかな?管理費が空から落ちてくるとでも?」(翻訳・編集/吉金)