料理が苦手な人にも簡単!太陽から肌を守る「ミニトマトのパスタ」レシピ

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イタリアを代表する野菜、トマトの季節がやってきました。

今では1年中出回っているけれど、野菜はやっぱり旬が一番。栄養分も旨み成分もぎゅっと凝縮されていて、旬のトマトは冬のトマトとはひと味もふた味も違うのです。

いろんなトマトの種類があるけれど、食べるのが簡単で、甘酸っぱくておいしいミニトマトはイタリアでも人気です。

今回はイタリア在住の筆者が、毎日でも食べたい低カロリーで栄養満点、おいしいミニトマトの魅力と簡単パスタのレシピをご紹介します。

■ミニトマトのシンプルパスタ

そのまま口に運んでもおいしいし、相性のいいバジルとエキストラバージンオリーブオイルで和えたシンプルなミニトマトサラダは夏の食卓の定番ですが、今回はミニトマトのパスタをご紹介します。

イタリアでは冬に作るトマトのパスタは、夏に収穫されたトマトの水煮缶詰を使います。

新鮮なトマトが出回る季節になるとまず食べたくなるのがこのフレッシュなミニトマトのパスタ。ミニトマトは普通のトマトより味が凝縮しているので、シーズンが始まったばかりでも、しっかりとしたトマトの味が楽しめます。

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<材料>(2人分)

スパゲッティ 200g

ミニトマト 300g

玉ねぎ 1/2個

エキストラバージンオリーブオイル 大さじ1杯

唐辛子 1/2本

塩 少々

バジル 4〜5枚

<作り方>

(1)ミニトマトを4つに切り、玉ねぎは千切りにし、バジルは手でちぎる。

(2)オリーブオイルを入れたフライパンで玉ねぎを色づくまで炒たらトマをも加え、皮が柔らかくなるまで15分くらい弱火でゆっくり火を通す。

(3)バジルを加え、塩、唐辛子で味を調える。

(4)スパゲッティを袋の指示どおりの時間ゆでる。

(5)ゆであがったスパゲッティを(2)に加える。水分が足りなければ、スパゲッティのゆで汁で調整する。お皿に並べて出来上がり。

■イタリア野菜の代表格、トマト

もともとトマトはコロンブスがアメリカ大陸からイタリアへ運んできた野菜。この当時のトマトは、小さくて皮が黄色でした。

だからトマトのことを、イタリア語では“黄金のリンゴ”という意味の『ポモドーロ』と呼ぶのです。

イタリアの 地中海性気候はトマトの生育にぴったりの環境なので、栽培用の苗でなくとも食用のミニトマトを土に入れておけば、どんどん大きく育ちます。

トマトの旬の時期の初夏から晩秋にかけては、毎日トマトを使った料理がイタリアの食卓に並びます。

■トマトが夏の太陽から肌を守ってくれる

トマトはほとんどが水分なので、とっても低カロリー。そのうえ抗酸化作用のあるビタミンC、B群、D、Eが含まれていて、ビタミンの宝庫といえます。

イタリアでは、トマトには夏の太陽から肌を守る効果があると昔から言われていて、イタリア女性の肌のために欠かせない野菜なのです。

日焼けで肌が赤く腫れるのを防いだり、そばかすができるのを阻止したりと夏の強い味方です。

いかがでしたか? やっぱりトマトは夏のお肌と健康の強い味方ですね!

パスタを茹でている間にできてしまう、簡単で栄養たっぷりの美味しいトマトのスパゲッティで、夏の太陽からお肌を守りましょう!

【筆者略歴】

※ KOKO ・・・ 大学時代に訪れたローマでイタリア料理の魅力にふれ、イタリア留学。現在は子育てを中心に観光業、翻訳業、そしてイタリアのカルチャー、ライフスタイルについても情報発信中。

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 Iryna Melnyk, stockyimages / shutterstock