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自分がデザインをする仕事に就いていない人であっても、不意に「デザイン」とふれあう機会はあるもの。プレゼン資料や発注時の仕様書、店舗のメニュー表など、自分が作る場合だけでなく、デザイナーに発注をする場合でも、「どんなデザインが必要か」「そもそもデザインにはどう取り組んだらいいのか」分からず、悩んでしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。

そんな時、頼りになるのが、デザインの技術や、方法論を解説した書籍です。ここでは、マイナビニュース掲載の「【連載】フォントから考える」、「【レポート】デザイナーはなぜMS Pゴシックを使わないのか?」といったフォントにまつわる記事に登場していただいたデザイナー・佐々木未来也さんに、非デザイン職の人が読むと役立つデザイン書をセレクトしていただきました。

佐々木 未来也(Mikiya SASAKI)((株)コンセント デザイナー)

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士。2013年株式会社コンセント入社。月刊雑誌、社内報、書籍などのエディトリアル/グラフィックデザインに従事。現在はWebデザイン、サービスデザインに携わるかたわら、全天球撮影部隊渡邊課にて、新しい映像表現の探求をおこなう。

○今すぐ、自分でやらなきゃいけないあなたに役立つ「デザインの整え方」がわかる本

■ノンデザイナーズ・デザインブック

「ノンデザイナー」と題されているように、「デザインを正式には学んだことがないけれども、デザインする必要がある人たち」のために書かれた入門書です。デザイン業界でもデザイナー1年生の人がとりあえず読む1冊として親しまれています。増補改訂を重ねながら売れ続けるベストセラーです。

■伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール

プレゼンやポスターといった、研究者や社会人が「手持ちのパソコンで作れる・作らなくてはいけない」身近なデザインのやり方を記した1冊です。レイアウトから配色まで、必要なデザインの基本が学べます。頑張って考えた研究や企画は、資料のデザインをきちんと整えることで「はるかに伝わりやすくなる」ということがよく分かる本です。

■なるほどデザイン

雑誌のレイアウトやポスターのグラフィックを例に、実際のデザインプロセスに即して、良いデザインをつくるために考えるべきことはなにか、そしてそれを実現するやり方はなにかを解説していく書籍です。デザイナーが、どうやってデザインの方向性を考え、更にその完成度を上げていくのか。その流れを概観することができます。図解や写真が数多く掲載されているので、見ていて飽きない1冊です。ちなみに著者の筒井美希さんは、弊社の先輩です(笑)。

○「デザインとは何か」と考えたいあなたにお勧めの本

■いいデザイナーは、見ためのよさから考えない

著者自身が携わってきた事例や、よく「いいデザイン」と呼ばれるモノやサービスをとりあげつつ、デザインの考え方、デザイナーという職業など、「デザインという営み」について、著者目線のテキストで平易に書かれています。個人的には、デザイナーのはしくれとして「そうだよなぁ」と共感、納得しながら読んだ本です。

■デザインの骨格

「Suica改札機のタッチエリアについた傾き」「Appleのジョブスがこだわったゼロ・ドラフトの成形」など、日々身のまわりにあるモノ、サービスに隠れた「デザイン」を、プロダクトデザイナーである著者の視点から語っています。元々が著者のブログのエントリから集められた内容でもあるので、日々の発見や、デザインよもやま話もちりばめられており、ライトに読める内容です。

(杉浦志保)