安くておいしい日本のインスタント麺。中国大陸や台湾の観光客のなかにも、これを目当てに日本を訪れる人は多い。たくさん持って帰る究極の方法を編み出したことが話題になるほどだ。しかし、インスタント麺がよく売れる経済状況は、必ずしも良好とは言えないようである。(イメージ写真提供:123RF)

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 安くておいしい日本のインスタント麺。中国大陸や台湾の観光客のなかにも、これを目当てに日本を訪れる人は多い。たくさん持って帰る究極の方法を編み出したことが話題になるほどだ。しかし、インスタント麺がよく売れる経済状況は、必ずしも良好とは言えないようである。

 中国メディア・北京晩報は18日、日本国内でインスタント麺の消費が伸びていることが、日本経済の苦境を映し出しているとする英・ロイターの報道を紹介する記事を掲載した。記事は、日本人にとって生活にインスタント麺は欠かせないものであるとしたうえで、今年第1四半期における日本の消費者のインスタント麺支出が大きく伸びたとするデータを紹介。「一見いい話のように思えるが、廉価な食品がよく売れるということは、『アベノミクス』が苦境に直面している事を表している」との見方を紹介した。

 そして、インスタント麺の消費が急速に増えたのは安倍晋三首相が就任して以降であり、同時に教育や娯楽、交通といった消費が減少していると説明。「アベノミクス」は日本が長年もがき続けてきたデフレからの脱却を試みるものであり、消費の刺激が重要な手段とされたが、インスタント麺の売れ行きが好調な状況からは「日本国民のデフレ脱却に対する信用がもはやほとんどなくなっている」ことを示すものだと解説した。

 お金がないとき、インスタント麺の存在ほどありがたいものはない。これから消費税がさらに上がることになりそうだが、日本国内におけるインスタント麺の消費増にさらなる拍車がかかるのだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)