中国メディアの和訊網はこのほど、10年以上にわたって日本で生活し、日本での子育ての経験もあるという中国人が体験した「日本の生活レベル」について「ありのまま」を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの和訊網はこのほど、10年以上にわたって日本で生活し、日本での子育ての経験もあるという中国人が体験した「日本の生活レベル」について「ありのまま」を紹介する記事を掲載した。

 記事は、この中国人の日本での収入や生活水準は一般的な日本人とほぼ同レベルであると説明しており、それゆえに日本人の生活レベルを一般的な日本人と同じ目線で客観的に分析できるとしている。確かに目線が高すぎたり低すぎたりするなら、その評価には何らかの偏りが生じるに違いないが、記事は大多数の日本人の姿として収入や衣食住などについて紹介した。

 まず、日本人の平均収入などを紹介したうえで、日本の生活レベルは「中国人の収入を約10倍し、中国での物価を半分にしたのが日本の現在の水準」と説明し、テレビ、冷蔵庫、エアコン、電子ピアノ、自動車、パソコンなど日本の製品は収入に対して安いと説明した。

 さらに、子どもの養育にかかる費用について、自治体によっては養育にかかる費用の一部を補助してくれたり、医療費が免除になったりと、さまざまな支援があることを指摘。さらに、小学校から高校までは公立であれば無償であることなどを指摘し、かかるのは給食の代金だけだと紹介。子どもの養育については負担は小さいほうだと伝えた。

 全体的に記事は、日本の一般的な生活水準について「中国と比べれば豊かな暮らしができる」という論調で紹介している。確かに中国では給与水準も上昇しているが、物価の上昇も大きく、不動産は容易に購入できない水準にまで高騰してしまった。

 また、日本ではどの地域で生まれ、どの地域で暮らしても、さほど大きな差はないといえるが、中国の場合は生まれた場所によって将来は大きく違ってしまうのが現状だ。中国では戸籍差別があり、農村部で生まれた人は都市部の戸籍を持つ人に比べて就職や進学などで圧倒的に不利だと言われる。記事が日本では「豊かな暮らしができる」と指摘するのは、中国のこうした現状と比較しているためとも言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)