週末は森にいます♪ 森林セラピーで心と体のデトックスを

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癒しブームの流れでいろんなセラピーがありますが、その内のひとつに「森林セラピー」というものがあります。こちらはその名の通り、森林に行って癒されるという方法。森林ですることと言えば、登山やトレイルランなどハードなアクティビティしか想像できないんですけど? というあなたのために、森林セラピーを行っている一般社団法人「森と未来」代表で森林セラピストの小野なぎささんにお話を伺いましたよ。


──森林セラピーとは具体的にどんなことをするのでしょう?

「森林セラピーの特徴は、自分の健康のために森に入るというところです。まず森林セラピーの専門家である森林セラピストや森林セラピーガイドと森林セラピストや森林セラピーガイドと一緒にゆったりと森を歩きます。そして、香りを楽しんだり、耳を澄ませたり、色を眺めたりと、五感で森をたっぷりと感じます。途中、森の中でシートを敷いて横になって木漏れ日を浴びながら呼吸をしてみたり、瞑想をしてみたり……森の中でゆっくりと自分の時間を味わえるのも特徴です。安心して森の中で身体を休められることってなかなかありませんからね」

昔から森林浴の効果は謳われていましたが、実際に身体にどんな効果があるかわかっていませんでした。しかし、近年の研究で五感をたっぷり使いながら森を歩くと、血圧の低下やストレス解消、うつ病の予防効果があることなど、ストレス社会に生きる私たちの身体にとても良い効果があることがわかってきています(日本医科大学衛生学公衆衛生学 李卿 准教授研究より)。知らず知らずのうちに、忙しい仕事や複雑な人間関係に疲れきっている人も多い現代。そんな喧騒の地を離れた森林で五感をフル稼働させて、日常を忘れてゆっくりリラックスすると、心身共にリフレッシュできるのですね。


──どこへ行ったら受けられますか? 何か特別な準備が必要だったりしますか?

「現在、NPO法人森林セラピーソサエティーが全国62カ所の森を『森林セラピー基地』として認定しており、森林セラピーのプログラムが体験できます。プログラムにはお一人の参加から、お友だち同士や家族、パートナーなど、どなたでも参加ができます。服は長袖、長ズボン、履きやすい靴をおすすめします。アウトドア用の装備は必要ありません」

参加した方は『身体がとても軽くなって癒された』『いつもどれだけ急いで生きていたか気付いた』と、みなさん、来た時より穏やかな表情になるんだとか。


──読者へのメッセージをお願いします。

「学業に、仕事に、恋に、これからの人生に、いろいろな悩みの多い年ごろ。日常に何か気持ちのもやもやを感じた時は、気持ちのリセットをしに森へ出掛けてみてください。森に囲まれ、のんびりと気持ちの良い時間を過ごすと、自分がとても小さく感じ、視野がとても広くなり、また新しい気持ちで明日を迎えることができます」

人間は元々森の恵みと共に暮らしてきました。森へ行って五感をフル稼働させると、今まで気付かなかったようなことに気付けたり、気持ちに区切りを付けられたりできるようになるのかも。四季折々美しい姿を見せるのが日本の森の良いところ。いつ行っても大丈夫ですよ。ぜひ、森林セラピーを受けに森へ出掛けてみてはいかがでしょうか?

画像提供/一般社団法人 森と未来

(田中いつき+ノオト)

<取材協力>一般社団法人 森と未来