寛骨(かんこつ)と仙骨(せんこつ)、その周辺の関節、靭帯などから構成される“骨盤”。簡単に言うと、上半身と下半身のつなぎめの中心に位置し、腰部に手を当てると触れることができる骨が骨盤です。この骨盤に歪みが生じると、婦人科系臓器の働きや姿勢の崩れ、冷えなど、さまざまな不調の原因につながると言われており、とても大事な部分です。

ここでは、骨盤に特化したヨガクラスを担当するインストラクターの筆者が、骨盤の歪みが引き起こす不調と、歪みを作るNG習慣について、お話していきたいと思います。

■骨盤の歪みが引き起こす不調

骨盤を構成する関節のひとつ“仙腸関節”は、解剖学的には不動関節つまりほぼ動かない関節だと考えられてきました。しかし、近年では、この仙腸関節に1〜数ミリの動きがあることがわかってきています。仙腸関節がほんの少し動く=骨盤の端が大きく動き、下記のような不調の原因になることがあるので、心当たりがある方は骨盤の歪みを疑ってみましょう。

(1)生理痛、PMS(月経前症候群)、無月経

(2)便秘

(3)下半身の冷え、足のむくみ

(4)背骨の歪み、さまざまな部位のこり

(5)ストレスを感じやすい

骨盤の歪みがこれほどまでにさまざまな不調を引き起こすとは、驚いた方も多いのではないでしょうか。

では、骨盤はなぜ歪んでしまうのでしょうか。次は、骨盤の歪みを作るNG習慣を紹介します。

■骨盤の歪みを作るNG習慣4つ

骨盤の歪みには、上記でお伝えした仙腸関節の動きの他にもたくさんの要因が絡んでいます。特に、次のような習慣がある方は要注意。

(1)体の片側のみに負担をかける(片側で足を組む、同じ腕・肩でバッグを持つ、片足に体重をかけて立つなど)

(2)ハイヒールをよく履く

(3)背もたれにもたれて、骨盤を寝かせて座る

(4)床に座るとき、足を横に崩して“女の子座り”をする

どれも日常生活でついやりがちな習慣ですよね。気が付いたときは、都度改めていくと良いでしょう。

また、「“子宮力”がグンと高まる!朝の飲み物に骨盤ポーズ…3つの良習慣」でお伝えしているヨガポーズを取り入れるのもオススメです。骨盤の歪みを作らない・ひどくしないためにも是非参考にしてみてくださいね。

ただし、症状が改善しない場合は、専門の医療機関を受診することを検討してみてください。